3月25日(火)、天王洲アイル(品川区)で「一般社団法人天王洲・キャナルサイド活性化協会」(東京都知事登録旅行業 第3-8499号・地域DMO)主催の近距離モビリティWHILLを活用したアートツアーに参加してきました。
「天王洲アイル駅」を中心とするエリアは四方を運河に囲まれた島で、当初からアートになる島として開発されたようで、街を歩くとでアートを感じることができます。
ツアーでは枠内のエリアに点在するパブリックアートを見学します。
参加者には集合場所「アイルしながわ」で最初に骨伝導Bluetoothイヤホンと端末が渡されます。
各スポットで解説が聞けるもので、言語も日本語、英語、中国語に対応しています。
その説明を受けたあと約45分のアートツアーに出発。
詳細は参加してのお楽しみ!としますが、モビリティに乗って巡るまち歩きがこんなに楽しいものという事を改めて気づかされました。
・最初から最後まで楽しいだけで過ごせる
通常のまち歩きを思い出してみてください、最初は楽しくスタートしても徐々に足腰が疲れてきて、途中から解説はうわのそら、座れる場所を探したりという経験はないでしょうか。
このアートツアーだとスタートからゴールまで約1,300m、疲労感ゼロ「楽しいだけ」で過ごせました。
・操作が楽しい
右手のレバー1つでモビリティを前後左右、回転という操作をします。最初はぎこちなくても、ツアーを通じて段差や坂を越える、狭い道を通過する、バックして並ぶなどを繰り返すことで運転が上手になっていくこと自体も楽しめますし、手元の端末の操作で隠れAR動画が現れるなど童心に帰って操作を楽しめます。
全国の観光地や施設で導入が広がる近距離モビリティ、現在は車いすやベビーカー等の貸出しと同様の扱いで設置されるケースが多いと思われますが、このようなまち歩きツアーでの活用の可能性を検討してみてはどうでしょうか。
空港が近い天王洲アイルでは、訪日客がフライトまでのちょっとした時間に参加されるケースもあるようで、高齢者・障がい者だけでなく誰もが楽しめるプログラムとして販売されています。
地域に置き換えて考えると、観光ガイドを担っていただいているシニアガイドの皆さんもモビリティに乗ってガイディングできると、足腰が不安になっても活き活きとガイドを続けることができますよね。
導入のための費用を観光庁や自治体の補助事業でカバーできるケースもありますので参考にしてみてください。
〈城崎温泉ユニバーサルツーリズム〉
〈観光庁「地域観光魅力向上事業」〉
office FUCHI 〜オフィス・フチ〜 〈渕山知弘〉
渕山知弘 office Fuchiのサイト 東京2020オリンピック・パラリンピックを契機に宿泊、交通、観光のバリアフリー化が加速し「心のバリアフリー」が推進されています。 大手旅行会社で30年勤務し、そのうち22年間バリアフリー旅行、ユニバーサルツーリズムに携わった経験を活かして、全国の自治体、企業、学校等のユニバーサルツーリズムの推進をさいたま市の見沼田んぼの片隅からお手伝いしてます。
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