高知県 高知市内のバリアフリー観光はココだ!

11月9日(木)、令和5年度「高知県バリアフリー観光情報発信ツアー事業」でのモニターツアーが高知市内で実施されました。

毎年全国から車いすユーチューバーとしてご活躍されている方にモニターいただき発信をする事業ですが、今年度は兵庫県在住の中村珍晴さん(珍さん)とお母さま(ミカさん)に参加いただきました。


(桂浜水族館前にて、珍さん、ミカさん、公式マスコットキャラクター「おとどちゃん」と)

珍さんのYouTubeチャンネル


今回は市内の主要観光スポット(牧野博物館、桂浜)を巡ることができる「MY遊バス」を利用しましたが、現時点ではすべてのバスが車いす対応というわけではないのでコチラを確認しながら活用ください。


最初に向かったのは先日終了した朝ドラ「らんまん」効果で今も盛り上がる「高知県立牧野植物園」です。


植物園は四国霊場第三十一番札所「五台山 竹林寺」に隣接していて、五台山という山の斜面にあり園内は正面入口からはなだらかなスロープを下りながら見学ができ、最後は下ったぶんだけエレベーターで上がって出口にというバリアフリーな施設になっています。車いすの貸出しもあります。

植物だけではなく、山の上からの高知市内の景色も楽しめます。

エレベーターを上がると、植物園を見渡せる景色の良いレストラン、SHOPがあります。

午後向かったのは「桂浜

以前桂浜を訪れた経験のある方は、100%ビックリするはずです。

当時、昭和感プンプンのお土産エリアは2023年3月に大きくリニューアルオープンし「海のテラス」として生まれ変わっています。

ここに土佐犬の闘犬場があったことなど想像できませんよね。

このエリアから、坂を登ると龍馬像、さらに下って桂浜、桂浜水族館に行くことができます。

現在は、脇の仮設階段で「龍馬に大接近」を体験することができます。

こんな感じで。

少し急な下り坂の先に桂浜と水族館があります。

今回、桂浜の坂の登り降りにはJINRIKIを活用しました。
高知市内のタウンモビリティステーションふくねこでは、車いす、JINRIKIの貸し出しもしています。

高知観光で必ず上位に上がる「桂浜」は国内外から多様な観光客が訪れます。坂はしょうがないとあきらめるのはもったいなく、他の地域で導入している電動車いすの貸出しなどに着手されると、高齢者も障がい者も誰もが楽しめる桂浜になると思いました。

私が訪れた観光地でいうと、先日訪れた「白川郷展望台」、数十台の貸し出し車いすが全て電動の「美ら海水族館」、全国から参拝者が訪れる「伊勢神宮」、急坂を電動アシスト車いすで対応する「神戸布引ハーブ園」など、いずれも訪れる観光客のことを考えて整備されています。

※すべて施設名をタップいただくとリンクで紹介記事にとびます。

たぶん、十数回桂浜を訪れていますが、じつは「桂浜水族館」に入るのは初めて!



HPのTOPにどうどうと激情型水族館と書くだけあって、想像の3倍は面白い水族館でした!

トドのプールでは、想像の3倍、トドが近寄ってきます。

カメラマン、足当たってます!

高知市内に滞在するのであれば、周遊バス、タクシー、介護タクシー、レンタカー、いずれでも気軽に巡れるユニバーサルツーリズムおすすめルートです。



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office FUCHI 〜オフィス・フチ〜 〈渕山知弘〉

渕山知弘 office Fuchiのサイト 東京2020オリンピック・パラリンピックを契機に宿泊、交通、観光のバリアフリー化が加速し「心のバリアフリー」が推進されています。 大手旅行会社で30年勤務し、そのうち22年間バリアフリー旅行、ユニバーサルツーリズムに携わった経験を活かして、全国の自治体、企業、学校等のユニバーサルツーリズムの推進をさいたま市の見沼田んぼの片隅からお手伝いしてます。