鹿児島市 仙巌園に行たっみやんせ〜⑤

今日(7/9)は、車いすユーザーの堤さんと「仙巌園」に行ってきました。
私もそうでしたが、全国の旅行会社で働く人が、鹿児島で企画をとリクエストもらうと行ったことがなくても行程にいれるThe鹿児島!な施設の一つですね。
市内からは公共交通、バスでも来ることができます。
入園手続きをしていると、女性スタッフがバリアフリーマップを手渡してくれました。
よーく見ていただくと
・車椅子で自走可能なおすすめコース
・砂利道のため通行しづらいエリア
・坂道など介助が必要なエリア
それをわかりやすいピクトで表示されています。
なにせ、江戸時代初期の万治元年(1658年)に薩摩藩主島津家の別邸として築かれた庭園ですから、バリア・バリアフリーが混在するのはやむを得ないのです。

全国の観光施設の中には、少しのバリアがあるだけで「うちはバリアフリーじゃないから車いすの方にはおすすめしません」というところ、正直あります。

仙巌園のようにバリアとバリアフリー情報を発信(見える化)することで、来訪者が行くかどうか選べることが重要です。


新しい施設にはスロープが設置されています。

反射炉跡の見学は、階段を回避して脇の道路(坂道)から上がることができます。
小さいのにぢゃんぼ餅?
両棒餅とかいてぢゃんぼもちと読むのだそうです。柔らかいみたらし団子な感じで美味しくいただきました。
途中から舗装路から砂利道に変わりますが、介助者が車いすを押せるくらいの砂利です。
坂を登って
御殿前の広場まで来ると、晴れていれば錦江湾を挟んで桜島を望む絶好の撮影スポットです。
奥の体験施設では、切子、絵付け、竹細工などいくつかの文化体験ができますが、1階がギャラリー、エレベーターのない2階が体験施設となっています。
車椅子の方は脇の道路を上がり直接2階に入れるんだそうです。
2階の食事処「桜華亭」はエレベーターで上がれて、バリアフリートイレもあり、桜島を眺めながら食事を楽しめます。

昔から団体旅行の昼食場所としても受け入れされていますし、駐車場、園内に計6ヶ所もバリアフリートイレがある仙巌園は団体で訪れても安心ですよね。

鹿児島市バリアフリー観光記事①~④は下記を参照ください。

①~③は鹿児島市観光情報サイト「かごしま市観光ナビ」でも紹介いただいています。





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office FUCHI 〜オフィス・フチ〜 〈渕山知弘〉

渕山知弘 office Fuchiのサイト 東京2020オリンピック・パラリンピックを契機に宿泊、交通、観光のバリアフリー化が加速し「心のバリアフリー」が推進されています。 大手旅行会社で30年勤務し、そのうち22年間バリアフリー旅行、ユニバーサルツーリズムに携わった経験を活かして、全国の自治体、企業、学校等のユニバーサルツーリズムの推進をさいたま市の見沼田んぼの片隅からお手伝いしてます。