7月10日(月)鹿児島市役所みなと別館にて鹿児島市の令和5年度ユニバーサルツーリズム事業の一環でセミナーが開催されました。
(7月11日 南日本新聞朝刊)
いただいたテーマは観光庁が推進する「心のバリアフリー認定制度」、この制度は認定のためのハードルが低いところが重要だと私は思っています。
なんとなく腰が引けていた分野に目を向ける、意識が変わるきっかけに必ずなるからです。
そして、認定を受けることがゴールではなく観光地の宿泊、飲食、観光案内所、博物館などの意識が変わるとユニバーサルツーリズムはもっと推進するからです。
なのでスライド2枚目は、このようにしました。
観光庁のサイトから引用した資料では、にユニバーサルツアーのガイドラインを策定すべきと昨年5月末に発表されていて、今年度の事業で具体的にノウハウ集の作成というものが事業化されていることも解説しました。
2日前(7/8)に訪問した鹿児島県立博物館には、こんなに視覚障がい者向けの展示があること。
このスライドをスクリーンに映して「ここはどこだかわかりますか?」と参加者に聞いたところ、35名ほどの参加者で手が挙がったのはお1人でした(ご存知の方もいたかもしれませんが)
元々地域にある素材に別の視点で目を向けることで新たな価値に代わるものはたくさんあります。
今一度地域の素材を見直してみてください。
秋の国体・障害者スポーツ大会では県外の選手、関係者には是非訪れて欲しいことなどを紹介しました。
数がすべてではありませんが、知らない方が見れば高齢者や障がい者にやさしい県かも?という指針にはなりそうですね。
東京都と鹿児島県、46件で数字だけ見れば同数です。
しかし、東京都の46の内訳は会社として全施設同時に申請された東急ホテル系列、コンフォートホテル系列などが半数を占めていますし、昨年11月からほぼ増えていません。
自治体として積極的なのはあきらかに鹿児島県なんですね。現在申請しているものが認定されると、その差は明白になるはずです。
観光事業者が知っておくと良い、視覚障がい者疑似体験・手引き体験、車いすのことなども短い時間でしたが体験いただきました。
(7月8日 鹿児島空港にて)
あと100日、今からでも受入れのためにできること、何か1つでも参考になれば幸いです。
最後のスライドです。
office FUCHI 〜オフィス・フチ〜 〈渕山知弘〉
渕山知弘 office Fuchiのサイト 東京2020オリンピック・パラリンピックを契機に宿泊、交通、観光のバリアフリー化が加速し「心のバリアフリー」が推進されています。 大手旅行会社で30年勤務し、そのうち22年間バリアフリー旅行、ユニバーサルツーリズムに携わった経験を活かして、全国の自治体、企業、学校等のユニバーサルツーリズムの推進をさいたま市の見沼田んぼの片隅からお手伝いしてます。
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