奄美大島 黒糖焼酎と文化体験でご長寿の秘訣を探る旅①

10月28日(火)〜30日(木)、令和7年度観光庁事業「地域観光魅力向上事業」の一次で採択された『奄美群島ご長寿の秘訣を探る!シニア世代ターゲットの黒糖焼酎と文化を体験するユニバーサル観光商品造成事業』のモニターツアーが実施されました。

(ツアー実施時には訪問順序の変更があります)

実施主体はNPO法人eワーカーズ鹿児島(鹿児島バリアフリーツアーセンター)、連携先としてコンサルティング会社とオフィス・フチがお手伝いしています。

10/28(火)11:00、鹿児島を出発した参加者一行が奄美空港に到着しました。

本事業ではユニバーサル観光商品といっても対象は車いす使用者ではなく、潜在需要は一番多いと想定される「足腰が不安なシニア層」をイメージしたプログラムです。

この層に対しての配慮として一番わかりやすいのが「長い距離を歩かない・歩かせないプログラム」です。過去の事例等は下記をご参照ください。

工夫例の1つは、大型バスではなくバンサイズの車両での移動です。

大型バスではバス専用駐車場から観光地まで長い距離を歩くケースがあります。バンやセダンだと観光地の入口までアクセスできることが多いからです。

今回は運転手以外9人乗れるバンにガイドさん+参加者8名で行動しました。

最初に訪れたのは北部の奄美十景「あやまる岬」。

ここでは、JOYカート(電動カート)が活躍しました。

時間に余裕があったので北部から名瀬に向かう途中で急きょ訪れたのは

奄美大島でのおみやげならココ!という人も多い「ビッグⅡ

このような急なアレンジもバンサイズのメリットの1つだと思います。

その後、名瀬市内の黒糖焼酎の蔵元「(有)富田酒造場」を見学しました。

製造工程の詳しい解説で、それまでは黒糖焼酎はサトウキビのお酒と思っていましたが、正しくはサトウキビを原料とする黒糖のお酒ということが理解できました。

もちろん試飲までがセットで食と文化を学びました(笑)。

1日目の宿泊は繁華街に近いホテル、夕食は自由食なのでそれぞれ奄美大島の島料理を堪能されたことでしょう。

私たちもタナガ(手長エビ)の素揚げ、アオサの天ぷら、さつま揚げ、油ぞうめんに見学させてもらった富田酒造の黒糖焼酎「龍宮」で食文化を学びました。




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office FUCHI 〜オフィス・フチ〜 〈渕山知弘〉

渕山知弘 office Fuchiのサイト 東京2020オリンピック・パラリンピックを契機に宿泊、交通、観光のバリアフリー化が加速し「心のバリアフリー」が推進されています。 大手旅行会社で30年勤務し、そのうち22年間バリアフリー旅行、ユニバーサルツーリズムに携わった経験を活かして、全国の自治体、企業、学校等のユニバーサルツーリズムの推進をさいたま市の見沼田んぼの片隅からお手伝いしてます。