奄美大島 黒糖焼酎と文化体験でご長寿の秘訣を探る旅②

10月29日(水)、2日目は南部の世界遺産センターからスタート。

9:15ホテルを出発して、日本一長い国道(鹿児島から沖縄那覇まで875km、ほぼ海上)58号線を南に23km、2021年7月に世界自然遺産に登録後、2022年に開館した「奄美大島世界遺産センター」を訪れました。

見学後は、すぐ近くのマングローブを観光遊覧船で巡りました。

今回は全員一緒に乗る遊覧船の体験でしたが、1人、2人で漕ぐカヌー体験も小さな子どもからご年配まで楽しんでおられました。

その後、今年5月にオープンしたばかりの国道沿いの観光交流施設「三太郎の里」の食事処「つむぎ庵」での昼食です。

つむぎ庵では健康長寿の島、奄美大島ならではの食材や本土にはない草木を加工した商品を「奄美薬膳」というブランドで販売しています。

昼食も「奄美薬膳そばセット」をいただきました。

食後は、三太郎の里からほど近い山の中「モダマ自生地」へ。世界最大の豆がなるモダマ、樹齢100年を超える樹もある自生地は大型バスは入れません。小型バンだからこそ近くまで歩かずに行くことができます。

その後名瀬市内に戻り、時間に余裕があったので急きょ奄美大島カトリック教会の聖心協会を見学させていただきました。

今回の奄美訪問で初めて知ったこと、奄美大島の人口に対するカトリック信者率は、長崎と並んで全国平均の6倍とのことで、島内に約25の教会があり「奄美カトリック教会めぐり」というパンフレットまで用意されていました。スタンプラリーになっていました。

最後は今回2回目の酒造見学「西平酒造株式会社」を訪れました。

日本在住20年以上のオーストラリア人ジョンさんの流暢な日本語で、昨日の富田酒造とは異なる製法の黒糖焼酎の工程を解説いただきました。

興味深かったのは、焼酎を寝かせる樽にスピーカーを取り付け、あらゆるジャンル(ポップス、ロック、ハウス、島唄・・・)の音楽を流して熟成させる工程です。

音の振動で香り、味、色が変わる。試飲で体験させてもらいました。

2日目のホテルは、市内から少し離れた「山羊島ホテル

チェックイン後、女性参加者には「大島紬の試着と記念撮影」が行われました。

ホテルの庭でパシャリ!お似合いですねー。

夕食前には、黒糖焼酎講座。市内で「酒屋まえかわ」を営む前川さんを講師に改めて黒糖焼酎の歴史や各蔵元の話をお聞きしました。

ご用意いただいた生産量の少ない希少な生黒糖、この裏ラベルに奄美群島ご長寿の一端を見つけました。

普通の白糖と比べて含まれる栄養成分がこんなにも違うとは!


午後の西平酒造からずいぶんと黒糖焼酎を勉強(試飲)したので、早く食事を口にしたい。

島料理と共に復習にも余念がありません。

最後は、島唄姫と称される楠田莉子さんの島唄ライブで島唄のことを学び、踊りを学んで2日目は終了しました。

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