東京マラソン 大会で生じる街のバリアに新たな合理的配慮スタート

東京マラソン財団は10月19日(日)に開催される東京レガシーハーフマラソンから新たな取組みをスタートします。

バリアフリー360°VR道案内

マラソン大会や大きなイベントや祭りが開催されると、街の主要道路が一時封鎖されう回路等で回避することがあります。

日本最大のマラソン大会になると都内の主要道路は数時間渡ることができなくなります。

今回着手した2ヶ所のうち「水道橋駅」はどうでしょうか。

横断できなくなる白山通りには水道橋駅東口前にらせん階段の歩道橋があり、自転車やベビーカーは待機するスタッフが運んでくれますが、車いすはココは無理です。

じつは、遠回りにはなりますが水道橋駅西口から東京ドームシティを経由するう回ルートがあるのです。

ただ、歩くと約1000mのルートをボランティアの皆さんが口頭で説明することも難しいですよね。
そこで採用されたのが「360°VR道案内」です。

スマホでサイトを開き「START」をタップすると、あとは画面に表示される➡をタップしながら➡の方向に進むだけです。
画像は360°なので画面を上下左右に動かすことができ、自分がいる場所を周囲の景色を確認しながら把握できます。

MAPアプリで経路は示されていても、駅を出た瞬間にどちらに向かって歩けばいいかわからなくなることよくありませんか?その心配がありません。

➡をタップする直観的な操作だけなので、どの国の方に対しても他言語対応不要です。

(狭そうに見えるポイントには実寸表示も)

ぜひ実際に下記サイトを開いて試してみてください!

「小川町駅・淡路町駅」では、地下鉄のエレベーター、駅構内を誘導するルートが紹介されています。

今回採用されたコンテンツは、チームoffice FUCHIが3年前にバリアフリーまち歩きツールとして開発したものです。

音声やテキスト、データのリンクを入れることもできるのでバリアフリーに関係なく、

・主要駅の複雑な誘導経路の見える化
・駅から施設までのアクセス
・観光地のまち歩きマップにQRコードで掲載する
・まち歩きイベントの際の誘導員の人員軽減

など、様々な汎用が可能です。

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office FUCHI 〜オフィス・フチ〜 〈渕山知弘〉

渕山知弘 office Fuchiのサイト 東京2020オリンピック・パラリンピックを契機に宿泊、交通、観光のバリアフリー化が加速し「心のバリアフリー」が推進されています。 大手旅行会社で30年勤務し、そのうち22年間バリアフリー旅行、ユニバーサルツーリズムに携わった経験を活かして、全国の自治体、企業、学校等のユニバーサルツーリズムの推進をさいたま市の見沼田んぼの片隅からお手伝いしてます。