(360°カメラ バリアフリー道案内スタート画面)
このたび私(渕山)が監修して、360°カメラを活用したバリアフリーまち歩き案内のサンプルを制作しました。
観光地によっては、一般の方の動線と車いす使用者の動線が異なる場所があります。
特にまち歩きのように普通の道を移動するルートの場合、わかりやすい車いす動線のサインなど設置されてないですよね。一般の方の流れに乗って移動してみたら、その先に階段や段差があったという経験を車いす使用者の方からよく聞きます。
このたびの取組みは、わかりにくいバリアフリールートをスマホ片手に、360°の景色を確認しながらわかりやすくご案内できればと、office FUCHI オフィス・フチ監修、㈱シンボシ制作でまずはサンプルを作ってみました。
今回選んだルートは、地下鉄「御成門駅」から愛宕神社までの約600ⅿです。
このルートは、東京都アクセシブル・ツーリズムポータルサイトの中の東京観光 バリアフリー情報ガイド全30コースの「1.虎ノ門・日比谷・永田町」コースで紹介されています。
そのサイトから引用すると、地図での案内、文字での案内が下記です。
(東京都アクセシブル・ツーリズムポータルサイトより)
(東京都アクセシブル・ツーリズムポータルサイトより)
いずれも、地図や文章でできるだけわかりやすく表示をしていますが、それでも初めてその場所を訪れる方にとっては不安を感じながら移動されるでしょうし、スマホでサイトを開いた時の小さな地図を確認しながらというのは煩わしいかもしれません。
上記と比較しながら、以下のサンプルをご参照ください。
《ポイント》
〇YouTubeの動画と異なり、静止画像をつなげているためストップ、巻き戻し等の作業が不要です。
〇マップアプリを利用しても、駅の出口から出た瞬間に方向を迷うことがありますが、360°の景色を確認でき、画像に➡で進む方向を表示できるため道を間違える心配がありません。
〇視覚で確認できるのと、キャプション・音声も他言語対応可能なので訪日向け案内に汎用が可能です。
是非、皆さまの自治体で新たなバリアフリールート案内でのご活用を検討してみてください。
お問合せ・ご相談は下記相談フォームより承ります。
office FUCHI 〜オフィス・フチ〜 〈渕山知弘〉
渕山知弘 office Fuchiのサイト 東京2020オリンピック・パラリンピックを契機に宿泊、交通、観光のバリアフリー化が加速し「心のバリアフリー」が推進されています。 大手旅行会社で30年勤務し、そのうち22年間バリアフリー旅行、ユニバーサルツーリズムに携わった経験を活かして、全国の自治体、企業、学校等のユニバーサルツーリズムの推進をさいたま市の見沼田んぼの片隅からお手伝いしてます。
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