大阪・関西万博開幕日の周辺状況は?

4月13日(日)、今日から184日にわたって開催される大阪・関西万博2025がスタートしました。


会場内のことは様々なメディアで取り上げられているので、会場までのアクセスや周辺を前週のテストランに続き取材してきました。

テストランのレポートと合わせてご参照ください。


今回新大阪駅からはシャトルバス発着場所となるJR桜島駅まで直通で行くことができる「エキスポライナー」を使ってみました。

※エキスポライナー以外は環状線「西九条駅」乗り換えで、数分に1本程度の頻度で「桜島駅」に行けます。

〈JR+シャトルバス〉

8:20発に乗ってみると、まだ知られていないのか予想に反してかなり余裕がありました。

次の大阪駅からも混雑することなく、乗り換えなしでユニバーサルシティ駅に一度停車するだけで桜島駅に到着しました。

階段・エスカレーター・エレベーターを使って出口に向かう経路と、ホーム前方からそのまま外に出れる臨時出口があります。

どちらから出ても、その先の係員の誘導に従って移動します。

シャトルバスは事前予約制となっているので、まずは駅前広場で時間帯ごとに並ぶことになります。

バスの予約についてはテストランのレポートを参照ください。

一見長蛇の列で混乱しているように見えますが、ここで整理されることによってこの先のバス乗り場入場ゲートではスムーズにバスに誘導されていました。道路を渡る信号に合わせて数十人ずつ乗り場に誘導されるので列が滞ることはありません。

入場ゲートで事前予約の確認後、乗り場に誘導されます。

バス6台分の乗り場に定員数ごと数十人ずつ分れ乗車すると順次バスが会場に向かいます。

常にバスも待機している状態なので、バス乗り場で人があふれるような状況は見受けられませんでした。

駅、バス乗り場の位置関係はこんな感じです。

テストランで準備段階を視察した際は、バスのオペレーションは相当混乱するのでは?と想定していまいしたが、予約で管理できているので大きなトラブルはなさそうです。


〈地下鉄御堂筋線+地下鉄中央線〉

新大阪駅から地下鉄御堂筋線「本町駅」で地下鉄中央線に乗り換え1回で万博会場となる「夢洲駅」に行けるルートです。

迷わず乗り換えできる通路のサインなどは、上記テストランのレポートを参照ください。

乗り換えの最短距離は御堂筋線先頭車両から通路を経て中央線の最後部車両となります。

中央線後部車両は、御堂筋線からの乗り換え客が集中するため非常に混雑していました。

夢洲駅に向かって3つ目の「弁天町駅」でも、JR環状線からの乗り換え客が後部車両方面から乗ってくるので、本町駅では中前車両まで移動して乗車されると良いと思います。

すぐに次の電車が入ってくるので、慌てて後部車両に乗り込む必要はありません。

(後ろから3両目あたりが、夢洲駅ホームのエレベーター付近になります)

大阪メトロは駅のホームと車両がフラットなので、係員がスロープを用意することなく移動できるとテストランのレポートでも書きましたが、一部訂正がありました。

会社が異なる近鉄けいはんな線からの乗り入れ車両は、段差があるため係員がスロープを用意しています。

お話を伺うと、係員の方はアプリで入線してくる車両を把握しながら近鉄車両が入ってくる時にはスロープを持って車いす使用者を誘導しているとのことでした。素晴らしい!

〈会場周辺〉

日時を指定して入場予約ができるからか、10時すぎの夢洲駅構内でもこれくらいの状況でした。

しかし、表に出てみると

入場ゲートには長い列ができていました。

ここでも予約した時間帯ごとに誘導され、後の時間帯の来場者は一旦待機ゾーンで待ちます。

ゲートの一番右側には、車いす使用者、障害者、手押し車、ベビーカー等配慮が必要な方の優先入場口があり、ゆったりと安全に入退場ができます。

東ゲートの近くには「夢洲障がい者用駐車場」があります。(要予約)

駐車場には雨天でも雨に濡れずに乗降できる場所が一般車両用、観光バス用が用意されています。

一般車両の駐車スペースはかなりの台数が駐車できそうです。

これから半年間メディアで発信される情報を見ながら作戦を立てて訪れると良いと思います。

天気が良い日は話題の大屋根リングをのんびり歩くだけでも価値ある体験かもしれません。

LET'S EXPOでは、会場内で車いすを押すサポートも用意しています。このようなサービスを上手に活用しながら楽しみましょう。

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