鹿児島市 ②ユニバーサルツーリズム視察ツアーを実施

1月18日(土)ツアー2日目は桜島です。

新たに鹿児島市内から「UDラボ合同会社」の堤さん、市内の車いすユーザーが加わり2日目は「あづま交通」のリフト付バスで天文館から港に移動しました。

桜島フェリーは船内エレベーター移動ができるバリアフリー船と通常船があり、時刻表で事前に確認することができます。

リフト付バスが乗ることを予約時に伝えると、リフトを出すスペースが確保できる位置にバスを停めてもらえます。

わずか15分のクルーズですが、鹿児島ではここで「うどん」を食べるのが通だそうです。なので、これも視察。

バスは港のすぐ隣「桜島ビジターセンター」へ。

ここでは「桜島ジオサルク」のメンバーによるガイドツアー。

視覚障がい者には桜島の触地図を用意し、触れて桜島、火山を学べます。

自宅で育てたという桜島大根まで用意いただき、桜島を体感できるプログラムでした。

次に訪れたのは「桜岳陶芸」。ここでは火山灰アートを体験しました。

台紙に筆と糊で下絵を描き、そこに着色された火山灰を振りかけて色を着けていきます。

私のイメージは昨日の桜島の夕景(私でも10分ほどで完成です)。創った作品は額に入れて持ち帰れます。参加者全員でワイワイガヤガヤ、あーでもないこーでもない、桜島ならではの体験です。

昼食は小さなレストラン「cafe しらはま」。オーガニックランチが人気で、今回はこの時期ならではの桜島大根尽くし。

きんぴらは大根の皮、フライも桜島大根、呑んで食べてのオッサンには胃にやさしくホッとしつつも

大満足のランチでした。

カフェのすぐ裏には、桜島大根畑が広がっていてこの時期は収穫前の桜島大根を見ることができます。

昼食後訪れたのは「湯之平展望所」。

個人で桜島を訪れても島内主要観光地を巡る周遊バス「サクラジマアイランドビュー」で、ここまで来ることができます。バスもバリアフリー、施設はスロープ、エレベーターが設置されているので車いすでも楽々。

最後は「道の駅桜島」でお買い物。団体ツアーの場合はここで昼食が良いと思います。

この時期は採れたての桜島大根も並びすべて売却済でした。1個約2,500円!

カフェでも桜島大根の効能などを教えていただき、鹿児島大学の研究でトリゴネリン(血管をしなやかにする成分)が青首大根の60倍と聞けば、買わずにいられません。梅酢漬けと漬物を購入しました。私のような高血圧患者向けに、期間限定「桜島大根高血圧合宿ツアー1週間」のようなひたすら大根を食べながらウォーキングなどを組み込んだ旅行商品、売れると思います。

その後、フェリーで市内に戻り2日間の視察ツアー終了となりました。


個人旅行での桜島の巡り方は以前訪れた際にレポートしていますので、こちらを参照ください。

鹿児島市の観光情報サイト「鹿児島市観光ナビ」には、上記桜島編の他に公共交通編、屋台村編とレポートが掲載されています。

サイト内の下のほうをご覧ください。





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office FUCHI 〜オフィス・フチ〜 〈渕山知弘〉

渕山知弘 office Fuchiのサイト 東京2020オリンピック・パラリンピックを契機に宿泊、交通、観光のバリアフリー化が加速し「心のバリアフリー」が推進されています。 大手旅行会社で30年勤務し、そのうち22年間バリアフリー旅行、ユニバーサルツーリズムに携わった経験を活かして、全国の自治体、企業、学校等のユニバーサルツーリズムの推進をさいたま市の見沼田んぼの片隅からお手伝いしてます。