兵庫県 新温泉町湯村温泉で取組むユニバーサルツーリズム

1月9日(木)、2025年最初のセミナーで兵庫県北西部、鳥取県と接した但馬エリアの湯村温泉を訪れました。

(豊富な湯量で「湯がき体験」(温泉で調理)が楽しめる湯村温泉)

湯村温泉は、観光庁R6「地域観光新発見事業」にユニバーサルツーリズムを軸に採択され、さらに兵庫県からも「ユニバーサルな観光地」として採択された3地区の1つに選ばれています。

官民あげて推進される湯村温泉で、今回はユニバーサルツーリズムにおける人的サポートに軸をおいて様々な事例をお話させていただきました。

その中で好事例として、長野県諏訪エリアの取組みもご紹介しました。

後半の湯村温泉の可能性で語ったのは、交通アクセスの課題です。

兵庫県だけで考えると、北の一番端っこで車で行くにも、電車で行くにも遠いという印象になります。


しかし、お隣の鳥取県に軸をおいてみると、鳥取市郊外の温泉地

東京からは明らかに鳥取空港から入るほうが楽なんです。

さらに、鳥取県はUDタクシーが多い!

2021年末時点で、導入率は東京都の50%(15,303台/30,479台)に次ぐ34.4%(207台/601台)と全国2位だったのです。

それを確認しようと、今回は羽田空港→鳥取空港→鳥取駅→湯村温泉というルートを使いました。

全国の地方空港、駅でこんな光景は見たことがありません!凄いぞ鳥取!

 鳥取のUDタクシー会社との連携で「湯村温泉1泊2日ユニバーサルプラン」がすぐにでも創れると感じた光景です。

最後にお伝えした余談は町名の強さです。「新温泉町」英語で「NEW ONSEN TOWN」
訪日客が感じで「温泉」、アルファベットで「ONSEN」で検索することを想定すると、湯村温泉の海外向けサイトには必ず「NEW ONSEN TOWN」を入れることで、ヒットしやすくなるはずなのです。

全国のどの自治体も使うことができない武器だと感じました。

(日本海新聞1月12日)




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office FUCHI 〜オフィス・フチ〜 〈渕山知弘〉

渕山知弘 office Fuchiのサイト 東京2020オリンピック・パラリンピックを契機に宿泊、交通、観光のバリアフリー化が加速し「心のバリアフリー」が推進されています。 大手旅行会社で30年勤務し、そのうち22年間バリアフリー旅行、ユニバーサルツーリズムに携わった経験を活かして、全国の自治体、企業、学校等のユニバーサルツーリズムの推進をさいたま市の見沼田んぼの片隅からお手伝いしてます。