5月30日(木)、観光庁のサイトで今年度の「新発見事業」の一次採択結果が公開されました。
※上記リンクをクリック
採択数は全国で358件でした。
その中でユニバーサルツーリズム、バリアフリー観光と想定される事業名から件数を拾うとわずか6件。私が確認したところでは
NO.17「新発見北海道ユニバーサル紀行 ~オホーツク街道編~」(北海道)
NO.26「ユニバーサルツーリズム『LGBTQフレンドリー』コンテンツ・ツアー造成・販売事業」(北海道)
NO.43「世界的ユニバーサルツーリズムの推進拠点にて行う、アート・文化振興のイベントを用いたまちづくり事業」(岩手県)
NO.235「今まであきらめていた人も大丈夫!誰もが湯村温泉を楽しめるバリアフリーツアー大作戦!」(兵庫県)
NO.294「介護&添乗員の資格を併せ持つ『介護添乗員』と行く高松市内周遊旅行高付加価値ユニバーサルツーリズムの造成・販売・情報発信事業」(香川県)
NO.303「インフラ地域資源を活用したアドベンチャー・ユニバーサル観光開発と販売体制構築事業」(高知県)
でした。昨年度同様少なすぎるという印象です。
本事業はここ数年で初めて地方部優先を明確に打ち出していて、都市部と位置付けられた都府県は全体の2割程度とされていました。
都市部は、東京都(9件)、埼玉県(4件)、千葉県(8件)、神奈川県(6件)、愛知県(6件)、京都府(9件)、大阪府(8件)、兵庫県(9件)、合計59件で全体の16.4%でした。
しかし、各県の採択数と比較して極端な差はないので、自治体内での競争率が高いのだと思われます。
一方、358件の事業名に目を通すと、正直この事業が採択されるんだ・・・というものもあります。
二次募集は5/31(金)〜6/24(月)となっています。
今年度は全体で一次、二次合わせて700件程度と言われていますので、二次でも350件程度が採択されると想定されます。
全国でユニバーサルツーリズムに取組まれる皆さまも一覧に一度目を通していただき、自分たちの地域で提案できるものがないか、このような事業を通じて思いをカタチにすることを検討してみてはいかがでしょうか。
エントリーはコチラの専用ポータルサイトからとなります。
ユニバーサルツーリズム、バリアフリー観光の推進につながる提案にはできる限りアドバイス・協力させていただいてます。遠慮なくご相談ください。
office FUCHI 〜オフィス・フチ〜 〈渕山知弘〉
渕山知弘 office Fuchiのサイト 東京2020オリンピック・パラリンピックを契機に宿泊、交通、観光のバリアフリー化が加速し「心のバリアフリー」が推進されています。 大手旅行会社で30年勤務し、そのうち22年間バリアフリー旅行、ユニバーサルツーリズムに携わった経験を活かして、全国の自治体、企業、学校等のユニバーサルツーリズムの推進をさいたま市の見沼田んぼの片隅からお手伝いしてます。
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