旅行業界紙でも障害者差別解消法が特集

旅行業界紙「トラベルジャーナル」の最新号(4/22発行)で、改正障害者差別解消法と旅行業界について特集が組まれていたので電子書籍で購読しました。

社会的背景、旅行業界における過去から現在までの取組みや、取材された有識者の方々の寄稿文が掲載されていました。

業界内でしっかりと考える必要があることを提言されたこと、旅行業者がどのように考えれば良いかなどのご意見、大変参考になる記事でした。

一方で記事を読んでユニバーサルツーリズムに対するハードルが上がってしまう旅行会社もあるかもしれないと感じました。

旅行会社だけでは解決できないこと(マンパワーや知識)も、全国で取組まれる地域のバリアフリー観光相談窓口との連携で解消できる場合もあります。

併せて参考にしてみてください。

〈日本ユニバーサルツーリズム推進ネットワーク〉




日本ユニバーサルツーリズム推進ネットワーク

高齢者、障がい者が旅に出かけたいという要望があるにも関わらず、障がいのある人たちへの個別対応が不十分であるため、 旅することを諦めざるを得ない状況があり、その結果、それらに対するニーズが潜在化する現状があります。  高齢者・障がい当事者が旅行の過程において抱える不安を解決すると同時に、日常的に介助する人たち(親・きょうだい・友人など)が旅先で抱える不安(移動・入浴・排泄・食事など)を、 着地した地域の社会資源を結ぶことにより、それらの問題を解決し、いっしょに楽しめる旅・滞在を創り出す必要があります。  私たちは、今後ユニバーサルツーリズムの取り組みを、全国の様々な地域とネットワークを結ぶことにより、活力に満ちた地域社会の持続可能な発展を創り出し、 少子高齢化社会を迎える日本の福祉の増進を図り、社会全体の利益に寄与することが可能だと考えています。  高齢化社会を迎える私たちの国において、この活動の重要性と必要性を確信するとともに、北海道・宮城・福島・東京・神戸・大阪・福岡・熊本・沖縄などのNPO法人の仲間たちと ユニバーサルツーリズムの活動を更に全国に充実・発展させていきたいと考えています。 日本ユニバーサルツーリズム推進ネットワーク 代表 親川 修

jutn.net

〈日本バリアフリー観光推進機構〉


令和3年3月時点の情報として観光庁のユニバーサルツーリズム促進事業のサイトで公開されている窓口一覧です。現在はさらに増えています。

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office FUCHI 〜オフィス・フチ〜 〈渕山知弘〉

渕山知弘 office Fuchiのサイト 東京2020オリンピック・パラリンピックを契機に宿泊、交通、観光のバリアフリー化が加速し「心のバリアフリー」が推進されています。 大手旅行会社で30年勤務し、そのうち22年間バリアフリー旅行、ユニバーサルツーリズムに携わった経験を活かして、全国の自治体、企業、学校等のユニバーサルツーリズムの推進をさいたま市の見沼田んぼの片隅からお手伝いしてます。