伊勢神宮 おもてなしヘルパーDAY2日目

昨日(11/11)から始まったおもてなしヘルパーDAY、昨日はおかげ横丁からのオンラインツアーに同行しましたが、今日は実際に内宮参拝のサポートを視察させてもらいました。
伊勢神宮の許可を得て内宮内の動画撮影も行うので、人の少ない早朝に関係者は集まりました。
そして通常の介助と同じように宇治橋鳥居から電動車いすWHILLに乗り換えてスタート。
おもてなしヘルパーさん達は、ただ移動を介助するだけでなく、神宮内の説明もしてくれます。
正宮の階段手前で軽い手動車いすに乗り換え、そこから4人で上まで案内します。
宇治橋鳥居から正宮まで800mあり、長い距離を歩けない高齢者は車いす、電動車いすを借りて家族の介助等で参拝されています。
階段下に車いすを置いて、最後の階段は支えられながらも自力で上がられます。

(貸出し車いす)

階段を上がることのできない障がい者や高齢者は下でお参りするしかありませんでした。
「お参りをあきらめない」ようにと考えられたのが、伊勢おもてなしヘルパーの取組みです。

撮影を終えた9時からは、事前に申し込みされた参加者を迎え、ヘルパーさん達が活躍します。
参拝客の多くが、「何やってるの?」と目を向けますが、この時にユニホームの法被が役立つと思います。
取組みのPRになり、伊勢神宮でこんなサポートがあるなら今度おじいちゃんも連れてこれる!という方もいるからです。
お昼前には、鈴木健一伊勢市長がヘルパーの皆さんの激励に来られました。
東京からは旅行会社、近畿日本ツーリストの商品造成部門の部長と担当者が合流しました。

地域のユニバーサルツーリズムの取組みを、どう旅行会社や観光事業者とつなぐか、そこがユニバーサルツーリズム推進の肝だと考えている私の役割の一つです。


全国の観光地が羨むほど人が訪れる「お伊勢さん」、大勢の参拝客の中に大勢の高齢者・障がい者もいるのが伊勢です。

観光経済新聞11月28日発行号で取組みが紹介されました。

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office FUCHI 〜オフィス・フチ〜 〈渕山知弘〉

渕山知弘 office Fuchiのサイト 東京2020オリンピック・パラリンピックを契機に宿泊、交通、観光のバリアフリー化が加速し「心のバリアフリー」が推進されています。 大手旅行会社で30年勤務し、そのうち22年間バリアフリー旅行、ユニバーサルツーリズムに携わった経験を活かして、全国の自治体、企業、学校等のユニバーサルツーリズムの推進をさいたま市の見沼田んぼの片隅からお手伝いしてます。