伊勢神宮 おもてなしヘルパーDAYスタート

11/11(金)から3日間、伊勢神宮で「伊勢おもてなしヘルパーDAY」が行われています。
伊勢おもてなしヘルパーとは、身体状況や高齢などにより伊勢神宮内宮(ないくう)参拝が困難な方の「車いす介助」や「階段を上がるお手伝い」などを行い、参拝を実現させる有償ボランティアです。
今日(11/11)は、介護旅行を手がける東京トラベルパートナーズの旅介ちゃんねる(オンラインツアー)が配信されました。
ガイド役は伊勢志摩バリアフリーツアーセンター事務局長の野口さん。
まず「おかげ横丁」に来て感じたのは、平日だというのに人が多い!全国旅行支援の影響でしょうか。

そして車いすを利用している人の多さです。


14:00から始まったLIVE配信は、全国の高齢者施設、特別支援学校、200以上の施設(視聴者は2,000名以上)が視聴しながら、次から次へとチャットコメントを入れてきます。

「(入居者の)◯◯さん、伊勢に行ったことあるって言ってまーす」

「おやつ時間前に黒蜜団子は反則でーす、うちは今日煎餅なんで、お団子用意しとけば良かったー」
MCのしょーたさんは、手元のタブレットからチャットコメントを拾いながら、コメントを入れた施設名を呼び画面越しに応えています。
このMCとのコミュニケーショを楽しみながら視聴できるのが、TVの旅番組と大きく異なる点で、ピンポイントで要介護高齢者向けに観光地のPRにつながっています。
車いすのゲストと巡る様子は、施設でも行ける!となるからです。

最後は、内宮の入口「宇治橋鳥居」前に設置された「伊勢おもてなしヘルパーDAY」テントで、ヘルパーさんによる取組みの解説で配信は終了。
(参加施設には、一昨年配信された内宮参拝編の映像が引き続き流れます)

(内宮入口の衛士見張所では車いすの貸し出しが行われています。ズラーっと並べられた車いす、配慮がわかりやすくて良いですね。)

この旅介オンラインツアー、地域の誘客プロモーション事業で活用する自治体も多く、特に今年度もコロナで実施できなかったプロモーションも多いはずなので、これから年度末に向けて代替プロモーションとして有効です。

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office FUCHI 〜オフィス・フチ〜 〈渕山知弘〉

渕山知弘 office Fuchiのサイト 東京2020オリンピック・パラリンピックを契機に宿泊、交通、観光のバリアフリー化が加速し「心のバリアフリー」が推進されています。 大手旅行会社で30年勤務し、そのうち22年間バリアフリー旅行、ユニバーサルツーリズムに携わった経験を活かして、全国の自治体、企業、学校等のユニバーサルツーリズムの推進をさいたま市の見沼田んぼの片隅からお手伝いしてます。