島根 訪日×ユニバーサルツーリズムモニターツアー②

2日目は石見銀山を後にして出雲大社へ。

出雲大社に行かれた方はご存知だと思いますが、参道を正面から進むと二の鳥居から三の鳥居は急な坂を下ります。
なので、隣の古代出雲歴史博物館からフラットな車いす用ルートが案内されています。


参道に入ると、景観を損なわなず歩きやすい歩道が整備されていて
小さな段差は、端にスロープ。
拝殿は、右側全体がスロープになっていて車いすでも参拝できます。

その後、松江に移動し見学で入った松江歴史館でご紹介したい事例を目にしました。
畳敷きの館内に入る際、係員がさっと車いすのタイヤを拭き、そのまま館内に案内されました。
(このような対応が「心のバリアフリー」じゃないでしょうか)

畳が傷むからと車いすの受入れを躊躇されている旅館や宴会場、観光施設があれば、このような対応があたりまえになっている事を知っていただきたいと思います。
(車いすだけが理由で極端に畳は傷みません)


そして受付窓口には「ミライロID」の掲示が!(リンク参照)
今や全国で3600以上の交通機関や施設が参画していて、都度障害者手帳の提示が不要、スマホで良いので外出の利便性向上に役立っています。
もちろんグリズデイルさんもスマホを提示。
宿は、私の知る限り西日本で一番バリアフリー対応を先進的に取り組まれてきた松江しんじ湖温泉「なにわ一水」
フロント脇には取組みが評価されている証がたくさん並んでいます。
ハードのバリアフリーは費用も伴うのですぐには対応できないかもしれません。
しかし、「心のバリアフリー」はすぐに使えます!
座面が高い電動車いすを使用するグリズデイルさんには、テーブルが少し低く感じます。
(通常の手押し車いすだとちょうど良い高さです)
お願いすると、膳を用意していただき高さ解決!
そして、一度に全部出さなくてはならない朝食は

お盆20段重ねの技で対応いただきました。
下記はセミナー等でよくご紹介する高野山の宿坊で15年ほど前に目にした日本らしいバリアフリー対応です。
精進料理の膳を縦に積んでテーブルにされていました。
2004年世界遺産に登録され、正座が苦手な外国人が増えたことで考えたと言われてました。
以前は和式しかなかった宿坊のトイレは後付けの洋式便座が取り付けられ、外国人にも高齢者にも優しい宿坊になっていました。

15年前の心のバリアフリーです。

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office FUCHI 〜オフィス・フチ〜 〈渕山知弘〉

渕山知弘 office Fuchiのサイト 東京2020オリンピック・パラリンピックを契機に宿泊、交通、観光のバリアフリー化が加速し「心のバリアフリー」が推進されています。 大手旅行会社で30年勤務し、そのうち22年間バリアフリー旅行、ユニバーサルツーリズムに携わった経験を活かして、全国の自治体、企業、学校等のユニバーサルツーリズムの推進をさいたま市の見沼田んぼの片隅からお手伝いしてます。