最終日(8/3)は、高知市内の五台山「竹林寺」と「高知県立牧野植物園」を訪れました。
竹林寺は地元の方々には「ごだいさん」と親しまれ、学校の遠足や写生会で一度は訪れたことがあるという方の多い四国八十八ヶ所31番札所です。
本堂に向かう参道には階段があるのですが、事前に連絡をしておくと本堂と同じ高さにある西側の入口を開けてもらうことができ、車いすでもお参りができます。
上の本堂をお参りした後に、移動して階段下の紅葉がきれいな参道を見学できることを確認しました。
それでも、車いすを押すことがやや大変な場所があることなどを知ってもらうため県職員も実際に体験してもらいます。
ここでも活躍したのは「JINRIKI」でした。
ありがたいことに、ご案内いただいたお寺の方もJINRIKIに興味をもっていただき、お寺のような環境(砂利、石畳)で有効に活用できることを伝えることができました。
その後、竹林寺のすぐ隣の牧野植物園を訪問しました。
ここは県立の施設なので園内はバリアフリーになっているのですが、山の斜面のため園内の緩やかで長いスロープが高齢者や車いす使用者にはバリアになるだろうと以前から感じていました。
園の担当者はJINRIKIの機能を解説すると、8%の斜度で登らないといけない「こんこん山広場」に行けますか?
行ってみましょう!とご案内し、さらに斜度のきついショートカットの草地を体験してもらいました。
担当者の感動が私たちにも伝わってくるほどです。
高知市内では高知県バリアフリー観光相談窓口の「ふくねこ」で、JINRIKIや車いすの貸出しをしており、車で観光される際には市内で借りて各観光地で利用すると、足腰が不安なおじいちゃん、おばあちゃんも一緒に高知を楽しむことができます。
office FUCHI 〜オフィス・フチ〜 〈渕山知弘〉
渕山知弘 office Fuchiのサイト 東京2020オリンピック・パラリンピックを契機に宿泊、交通、観光のバリアフリー化が加速し「心のバリアフリー」が推進されています。 大手旅行会社で30年勤務し、そのうち22年間バリアフリー旅行、ユニバーサルツーリズムに携わった経験を活かして、全国の自治体、企業、学校等のユニバーサルツーリズムの推進をさいたま市の見沼田んぼの片隅からお手伝いしてます。
0コメント