今日(8/2)は、来春NHKの朝ドラ「らんまん」の主人公植物学者「牧野富太郎
」さんの生まれた町「佐川町」を訪問しました。
佐川町も2月にユニバーサルツーリズムセミナーを開催した仁淀ブルー観光協議会エリアで、来春以降朝ドラ視聴者層(半数が60代以上)が多く訪れることを想定すると、足腰が不安なシニア層に対応するユニバーサルツーリズムの取組みは必須といえます。
牧野富太郎生家跡地に建つ「牧野富太郎ふるさと館」では、視覚障がい者には生家の模型や胸像に触れてもらっているとのこと。「手を触れないでください」という展示が一般的な中、すばらしい展示方法だと思います。
今日も、県庁、協議会、観光協会、そしてガイドさんと一緒に実際に車いすを使ってまち歩きコースを巡りました。
1時間近くまち歩き観光では、足が不安な方は参加しないで待っているケースも多いようで、今後車いす&JINRIKIの貸出しで高齢者も安心して観光できる町になるはずです。
主要観光地の1つ「青山文庫」は、この急坂を上がらないと入口にいけません。1人で車いすを押して上がるのは厳しい斜度ですが、JINRIKIを活用すると2人で安全に上がることができました。
その後、越知町の「横倉山自然の森博物館」を訪問しました。入口が2階にあり、長いスロープで上がるため、駐車場脇には2台の車いすが貸し出されています。事前の打合せの際に、「あの博物館は入口までの坂が大変」と聞いていましたが、実際に車いすを押して上がってもらうとそんなに負荷を感じることなく押せる緩やかな斜度ということを体感いただけました。
館内はバリアフリーになっているので、展示してある高知の自然を触れて体感できる展示がもっと増えると、視覚障がい者だけでなく子どもも楽しめる博物館になりますねとアドバイスさせていただきました。
office FUCHI 〜オフィス・フチ〜 〈渕山知弘〉
渕山知弘 office Fuchiのサイト 東京2020オリンピック・パラリンピックを契機に宿泊、交通、観光のバリアフリー化が加速し「心のバリアフリー」が推進されています。 大手旅行会社で30年勤務し、そのうち22年間バリアフリー旅行、ユニバーサルツーリズムに携わった経験を活かして、全国の自治体、企業、学校等のユニバーサルツーリズムの推進をさいたま市の見沼田んぼの片隅からお手伝いしてます。
0コメント