今日から具体的な活動に入る。
まず行った作業は、100セットのJINRIKIすべてにJINRIKIの英語版解説動画のQRコードを貼る作業。
(英語版説明動画)
約2時間かけてすべてのJINRIKIに貼り、バンに積み込む。
11:00、宮永匡和さん(クラクフ在住の日本人画家)が駆けつけてくれ、木村夫妻も合流した。
宮永さんは、諏訪中央病院の名誉院長であり作家の鎌田實先生のウクライナ支援をクラクフでサポートをしている。
活動の様子は、鎌田先生のブログで随時発信されていて
今回、JINRIKIがクラクフに入ることが決まった時に鎌田先生に伝えたところ、宮永さんを紹介いただき、現地のリアルな情報を教えてもらえる機会となった。
まずは、木村夫妻、宮永さんには実際にJINRIKIの使い方や有効性を体感いただくために、段差や悪路を使って体験してもらった。
宮永さんが活動する「チェルノブイリ連帯基金」に5台提供し、今後も情報を共有しながら追加支援もしますとお約束した。
その後、現在のポーランド国内でのウクライナ避難者の状況、物資の配給状況、避難場所等の情報をヒアリングし、市内の支援センターに同行いただいた。
最初に向かったのは食料や日用品が提供されている場所だが、日曜日は休みとなっていた。
ここの通常の様子も宮永さんの報告(鎌田先生のブログ)にある。
次に向かったのは、クラクフ駅。
ウクライナを結ぶ長距離バスのターミナルとも隣接していて、ウクライナから避難してくる人、そしてここにきて増えてきたウクライナに戻る人たちが数多く利用するハブだ。
構内にはいくつかの支援センターがあり、ここはウクライナから避難直後に短期的に滞在する場所。我々の目的とJINRIKIの使い方を説明したところ、是非使いたいと申し出があり3台寄付した。
すぐ近くには、外に車いすが数台置かれた医療的支援をするセンターがあり、JINRIKIの取り付け方を中村さんが実演し解説。
スタッフの1人は5台寄付した後も残り、「こんな素晴らしい装置は見たことがない、本当に感謝する」と言っていた。
今後先方からの申し出があった際には、宮永さんのネットワークを通じてさらに提供できることを伝えて次に移動。
ここは、クラクフ市内の大規模な避難所で、ショッピングセンターだったところに数百人が避難している。
日曜ということで、窓口となるスタッフは不在だったため少し見学させてもらった。
駐車場には温かい食事を調理し、提供するテントが設置され、大きな倉庫には衣類を中心に十分な数が確保されていることがわかった。
次にクラクフに戻る平日に再訪問すべき場所などをマークし、3日目の活動を終了。
明日はウクライナ国境から約100km、ポーランドの東に位置するLublin(ルブリン)に移動する。
office FUCHI 〜オフィス・フチ〜 〈渕山知弘〉
渕山知弘 office Fuchiのサイト 東京2020オリンピック・パラリンピックを契機に宿泊、交通、観光のバリアフリー化が加速し「心のバリアフリー」が推進されています。 大手旅行会社で30年勤務し、そのうち22年間バリアフリー旅行、ユニバーサルツーリズムに携わった経験を活かして、全国の自治体、企業、学校等のユニバーサルツーリズムの推進をさいたま市の見沼田んぼの片隅からお手伝いしてます。
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