株式会社JINRIKIの中村社長が立ち上げたウクライナ支援のプロジェクトを、縁あってサポートし本日(5/27)から12日間ポーランドに入ることになった。
多くの人の善意、支援、協力があって実現したプロジェクトに関わる者として、できる限り記録に残さないと。
そもそもユニバーサルツーリズム•アドバイザーとして活動する私が、なぜこのプロジェクトをサポートすることになったのか。
JINRIKI中村さんとの出会いは2014年頃、観光庁のユニバーサルツーリズム促進委員の検討会、それ以前から車いすけん引装置「JINRIKI」のことは知ってはいたが、実際に目にしたのは中村さんと会った時だった。
その後2016年、私の旅行会社での立場はすでにバリアフリーツアーの運営ではなく、それまでの経験をもとに全国の自治体等のユニバーサルツーリズム推進を支援する業務の部署にいて、JINRIKIが導入されれば、高齢者や障がい者が行ける場所が増える、「観光地が広がる」と感じ、会社で1台購入しセミナーや研修、フィールドワークには必ず持参してデモンストレーションをしてきた。
2年前にその旅行会社は退職し、ユニバーサルツーリズム•アドバイザーとして活動を始めたが、中村さんとの付き合いは続いていて、今ではセミナーや研修を連携して実施する関係になった。
そして、今回のウクライナ支援。
私自身、諏訪中央病院名誉院長であり作家の鎌田實先生のウクライナ支援に協力していたので
3/30、中村さんが立ち上げたクラウドファンディングは応援していた。
なので、4/8に中村さんから着信があった時はてっきり寄付の要請かと思いながら電話に出た。
しかし中村さんから言われたのは
「クラウドファンディングは成立したので、今度現地にJINRIKIを持っていくことになった。まだ何人で入るか、誰と行くかは確定じゃないけど、一緒に行ってと言ったら渕山さん行ってくれる?」
まったく想定外のことだったので
「マジですか!」(かなり大きな声)
となったが、予定されてる5月下旬から6月上旬、目の前の私のカレンダーはその時点で空欄。
その電話で
「私でよければ協力しますよ。ただパスポート切れてますから、早めに教えてください、行くなら取得するんで。」
と答えていた。
会社(契約社員)と個人(個人事業主)という比較的自由度が高い働き方をしていたおかけで、即答できたのだと思う。
1週間後、中村さんから正式な要請があり、準備をして4/18にパスポート申請、4/25に受領、そのまま受領したパスポートを持って大宮ソニックの1つ上のフロアで国際免許を取得と慌ただしくGW前には同行できる状態にした。
なぜならGWは5/1〜12、我が営業車(110ccのHONDAカブ)でさいたま市から高知に行かなくてはならなかったからだ。
高知から戻ってからは、中村さんがコンタクトしている団体、組織との打合せにもオンラインで同席しながら、12日間の行程の整理と管理を担当してきた。
5/26、ロンドン、ワルシャワ、日本をつないだ最後の打合せに同席し、その結果を行程表に落とし込んで、私の準備は終了した。
5/27(出発当日)、指示のあったものをバッグに詰め込み、成田空港へ向かう。
office FUCHI 〜オフィス・フチ〜 〈渕山知弘〉
渕山知弘 office Fuchiのサイト 東京2020オリンピック・パラリンピックを契機に宿泊、交通、観光のバリアフリー化が加速し「心のバリアフリー」が推進されています。 大手旅行会社で30年勤務し、そのうち22年間バリアフリー旅行、ユニバーサルツーリズムに携わった経験を活かして、全国の自治体、企業、学校等のユニバーサルツーリズムの推進をさいたま市の見沼田んぼの片隅からお手伝いしてます。
0コメント