7月1日(水)〜2日(木)、新宿から中央線で約70分青梅市にて東京都令和8年度事業「誰もが楽しめる自然体験型観光推進事業」の1回目『青梅ラフティング&フィッシング ワークショップ・モニターツアー』が実施されました。
7月1日、青梅駅から5分ほどのS&Dたまぐーセンターに旅行会社等17社、障がい当事者・介助者10名、29名の参加者が集い午前中の講義では最初に私が旅行会社時代に実施した障がい者ラフティングの経験等をお話しました。
今回はこれからユニバーサルツーリズムに取組もうと参加された旅行会社の方も多かったので、実際の業務の参考になるよう、企画・手配・旅行実施の過程が伝わるように意識しました。
2000年、視覚障がい者四国お遍路ツアーの途中に初めてご案内した四万十川ラフティングの経験と反省。
その経験を活かして2003年に提案した重度障がい者福祉作業所の新潟県魚野川ラフティング。
今回実施にいたった多摩川ラフティングの調査から準備。
最後に、2021年コロナ禍で採択された観光庁事業、高知で実施したバリアフリーアドベンチャー体験(リンクに6プログラムの動画あり)の中の仁淀川リバーカヤックの様子をご覧いただきました。
その後今回のプログラムに協力いただく「みたけレースラフティングクラブ」の柴田大吾代表によるラフティング体験の注意点等の説明がありました。
お弁当昼食を挟んで、ラフティングの準備(水に濡れても良い服装に着替え)をしたら介護タクシー、タクシーに分れてスタート地点の柚木の川原に移動です。
ルートの選定に際しては、車いすでも川原を移動できてボートに乗ることができるか、また降りた後に川原を移動できるか、激しすぎるルートではないかを調査、下見をして通常のルートより少し下流のルートとしました。
川原に到着後、ヘルメット、ライフジャケット、アクアシューズを受け取り、まずは車いすユーザーの川原移動のための備品、アウトドア用車いす「HIPPO campe」、水陸両用車いす「モビチェア」、車いすけん引装置「JINRIKI」の解説をしました。
その後、参加者全員でサポートしながらラフトボートに乗り込みます。
準備が整ったら6艇のボートで5km先の釜の淵公園を目指していざ出発!
最初は参加者はやや緊張気味でしたが、スタッフの皆さんのホスピタリティ溢れる演出とプロの技術、そして参加者全員で息を合わせてオールを漕いでいるうちに緊張はすぐにワクワクに変わっていきました。
最後は無事に釜の淵公園のゴールに到着しました。
7月2日、2日目はホテルから約10km上流の奥多摩フィッシングセンターでの釣り体験です。
多摩川沿いの施設は、まるで渓流釣りをやっているような雰囲気が味わえる管理釣り場でスロープ、バリアフリートイレも整備されています。
最初に、NPO法人日本ユニバーサルツーリズム総合研究所の長橋正巳理事長による「誰もが楽しめる釣り体験」と題して、鮎釣りを趣味にされている理事長ならではの視点で障がいのこと、川魚のこと、釣りの事などをお話されました。
その後、いよいよ釣り体験...ですが、天候はあいにくの小雨まじり。
ご本人の意思を尊重して辞退する方がいてもやむなしと想定していましたが、全員釣る気マンマンで川原に移動しました。
しばらくすると、あちらでもこちらでも「釣れたー!」という声があがり、1人で数匹釣る方も。
こちらから「この後焼いて食べられるだけにしてくださいねー」とブレーキかけないといけないくらい皆さん釣りを楽しんでおられました。
釣った魚はセンターのスタッフに捌いてもらい、BBQハウスで炭火焼き。
おにぎり弁当と一緒に美味しくいただきました。
食後、参加者全員に感想や課題、提案などをお話いただき2日間のプログラムが終了となりました。
今回の2日間を通じて、青梅のラフティング事業者、参加された旅行会社、参加された障がい当事者やご家族・介助者、いずれも難しいと思っていたラフティングというプログラムや釣りも準備次第で楽しめる!ことを感じていただけたのではないかと思います。
ハード面や補助備品、情報発信等の整備により全国のアウトドアアクティビティとの差別化を図れるプログラムで、ビジネスとして取組むことで質が高まっていくはずです。
office FUCHI 〜オフィス・フチ〜 〈渕山知弘〉
渕山知弘 office Fuchiのサイト 東京2020オリンピック・パラリンピックを契機に宿泊、交通、観光のバリアフリー化が加速し「心のバリアフリー」が推進されています。 大手旅行会社で30年勤務し、そのうち22年間バリアフリー旅行、ユニバーサルツーリズムに携わった経験を活かして、全国の自治体、企業、学校等のユニバーサルツーリズムの推進をさいたま市の見沼田んぼの片隅からお手伝いしてます。
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