6月24日(水)、愛媛県松山市四国51番札所の「石手寺」で石手寺・バリアフリーお遍路クラブ主催のユニバーサルツーリズム勉強会が開催されました。
私のユニバーサルツーリズム原点と言えるバリアフリーお遍路ツアーでは何度も訪れた石手寺、お寺でのユニバーサルツーリズム勉強会は初めての経験です。
※バリアフリーお遍路クラブ:私が初めてバリアフリーツアー(視覚障がい者お遍路ツアー)に携わった時、任意団体のお遍路クラブ会長を担っていただいたのが松山の木城香代さん、今回は木城さんのネットワークで行政や観光関係者にお声かけいただき実現しました。
当日はあいにくの雨でしたが、屋根のある参道があるので近距離モビリティWHILLの体験は参道で実施することにしました。
雨にも関わらず、会場には愛媛県庁、松山市役所、愛媛DMO、旅行会社、ホテル、一般の方々と約30名の方の参加がありました。
最初に60分私の講演では、これからユニバーサルツーリズム推進に力を入れていこうとされている松山市、愛媛県の皆さんが「理解する」「できそう!」「やりたい!」と思っていただければという構成でお話をさせていただきました。
20年以上まえから視覚障がい者、車いすお遍路ツアーが実現できていたことや、お遍路ツアーから世界初となる視覚障がい者夢の自動車運転ツアーが生まれたこと。
寺社仏閣のバリアフリー対応事例。
常に全国人気温泉地の上位3位までに入る道後温泉、上諏訪温泉のユニバーサルツーリズムの取組みを紹介し、何か道後温泉でもできることがあるのではないでしょうかとお伝えしました。
その後、場所を参道に移し参加者にWHILLを体験いただきました。
道後温泉周辺のアーケード商店街などで活躍できそうと、WHILLのお2人と勉強会前に撮影してきました。
勉強会・体験会にはメディアの取材も入り、早速夕方にはニュースで紹介されました。
〈あいテレビ〉
〈南海放送〉
〈愛媛新聞〉
今回、せっかく前日から松山に入ったのでユニバーサルツーリズム視点で松山の繁華街を歩き移動交通を体験してみました。
一番の繁華街アーケードの「大街道商店街」
広い歩道は歩きやすいなぁと思いながら、一歩脇道に入ると雨への対策なのか多くの飲食店の入口には段差があり、段差のままのお店、スロープが設置されたお店と違いがあることがわかりました。
そんな中、遠くからでも私の視線がロックオンしたのがこちらの鰻屋さんです。
こんな素敵な配慮をされていたら、車いすユーザーの口コミで松山で行くべき食事処NO.1じゃないでしょうか。
歩いてみて思ったこと。
車いすでも入りやすいお店と段差がある店が混在しているのであれば、『車いすでも入りやすい飲食店マップ』があるといいですね。
バリアフリートイレ問題、飲食店にはなくても、周辺にはホテルも多く、ホテルにはバリアフリートイレが整備されている場合が多い、『宿泊客でなくても車いすユーザーはいつでもうちのトイレをご利用ください宣言ホテルマップ』もあると、安心して食事できますよね。
既存の情報の整理や事業者の理解でお金をかけずにできる人にやさしい町づくりだと思います。
当日、石手寺には市内電車を使って大街道から道後温泉に移動しました。
途中の各駅はスロープや点字ブロックなど、整備されている駅が多くこれも車いす可能な駅と、スロープなし駅違いが路線図に表記されていれば、計画が立てやすいと思いました。
ホームと車両のすき間は畳むタイプのスロープで問題なしです。(車両によって異なるのかもしれませんが)
そして、終点の道後温泉駅から商店街を抜けて道後温泉本館へ。
ここの商店街は、もともと繁華街同様に各店舗の入口に段差があったと思われます。
商店街の整備の過程でその段差が解消され、スロープにしていますね。
街なか、観光地、観光施設、宿泊施設、このようなユニバーサルツーリズム視点で調査し、画像や動画で当事者に伝わりやすく発信することで、松山に行ける!行きたい!になると思います。
office FUCHI 〜オフィス・フチ〜 〈渕山知弘〉
渕山知弘 office Fuchiのサイト 東京2020オリンピック・パラリンピックを契機に宿泊、交通、観光のバリアフリー化が加速し「心のバリアフリー」が推進されています。 大手旅行会社で30年勤務し、そのうち22年間バリアフリー旅行、ユニバーサルツーリズムに携わった経験を活かして、全国の自治体、企業、学校等のユニバーサルツーリズムの推進をさいたま市の見沼田んぼの片隅からお手伝いしてます。
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