東京都のアクセシブル・ツーリズム推進事業の一環で、派遣型セミナーという制度を活用していただき、オンラインを含む17名が全国から参加されました。
(私は毎年2〜3社程度をお手伝いしています)
AMUSEには介護資格と旅程管理主任者(添乗員)資格を併せ持つ旅行介助士が約200名登録されているとのことです。
私自身、旅行会社時代に国内外のバリアフリーツアーを企画運営していた際、支店の社員だけではツアー催行本数に限界があり、介護資格を持つ派遣添乗員を何人か囲い込み、チームの一員として活躍いただいていました。
多くの旅行会社は、
・高齢者施設や障害者施設・団体からの相談を受けた時に、何をヒアリングしたらよいのか?
・旅行を手配するにあたって何を手配したらよいのか?どんな配慮が必要なのか?
・介護、福祉の専門用語や車いすの種類、宿で用意されている福祉用具などがわからない。
今まで接する機会が少ない分野の顧客に対して、わからないから手を挙げられないという課題を抱えています。
旅行介助士のように介護・福祉の知識と旅行の知識を持つ派遣人材を活用し、添乗だけではなく顧客との打合せから携わってもらうと、ヒアリングした内容を持ち帰って長時間かけて調べてという時間無駄が省けるはずです。
知識がない旅行会社社員がかける時間や不安を派遣というお金で解決できればトータルで考えて時間も費用も抑えることにつながります。
言語がわからない国の方の旅行の依頼を受けた場合、打合せに通訳ない場合と入れた場合をイメージするとわかりやすいと思います。
これからユニバーサルツーリズムに取組もうとお考えの旅行会社や、地域で着型ユニバーサルツーリズムを検討している観光協会や旅行会社など、このような派遣会社があることを知っておかれると良いと思います。
〈AMUSE株式会社〉
office FUCHI 〜オフィス・フチ〜 〈渕山知弘〉
渕山知弘 office Fuchiのサイト 東京2020オリンピック・パラリンピックを契機に宿泊、交通、観光のバリアフリー化が加速し「心のバリアフリー」が推進されています。 大手旅行会社で30年勤務し、そのうち22年間バリアフリー旅行、ユニバーサルツーリズムに携わった経験を活かして、全国の自治体、企業、学校等のユニバーサルツーリズムの推進をさいたま市の見沼田んぼの片隅からお手伝いしてます。
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