9月17日(水)、八王子駅に隣接するセレオ八王子にて令和7年度東京都アクセシブルツーリズム推進事業の中の1つ、派遣型セミナーが株式会社東京山側DMCの主催で実施されました。
参加者は八王子市役所、(公社)八王子観光コンベンション協会、議員、市内事業者22名でした。
八王子市、埼玉県民の私にとっては新宿から山梨、長野に向かう際の通過点で観光地という印象はあまりありませんでした。
しかし、八王子には2007年ミシュランガイド三つ星の観光地に認定され日本一、世界一登山客が多いとされる「高尾山」を有するのです!
事前に用意した構成は、アクセシブル・ツーリズム、ユニバーサルツーリズムを理解いただくことで、八王子の象徴といえる高尾山で何かできることはないか?を考えていただくきっかけ作りにしました。
ユニバーサルツーリズムの解説。
国内外の車いすツアー、視覚障がい者ツアーの様子を解説し、高尾山ビジターセンター内にはタッチツアープログラムも用意されていることをお伝えしました。
そして、今年各地で開催されるセミナーでは大阪・関西万博でのユニバーサルツーリズム対応は外せません。先日(9/15)敬老の日イベントの様子は当日の動画ニュースもご覧いただきました。
車いすで高尾山?東京観光バリアフリー情報ガイドには薬王院から上は難しいと記載されていますが、登山道を登れるための道具を使い、サポートを付けて実際に頂上まで登っている車いすユーザーの様子もご覧いただきました。
登るための道具=JINRIKI(車いすけん引装置)
会場に展示したところ、セミナー後は熱心に使い方などを質問受けました。
東京都では「誰もが楽しめる自然体験型観光推進事業」でこのようなツールを導入するための補助金も用意されています。
セミナー終了後の参加者同士の会話からも八王子で「何か」が動き出しそうなワクワクを感じ会場を後にしました。
office FUCHI 〜オフィス・フチ〜 〈渕山知弘〉
渕山知弘 office Fuchiのサイト 東京2020オリンピック・パラリンピックを契機に宿泊、交通、観光のバリアフリー化が加速し「心のバリアフリー」が推進されています。 大手旅行会社で30年勤務し、そのうち22年間バリアフリー旅行、ユニバーサルツーリズムに携わった経験を活かして、全国の自治体、企業、学校等のユニバーサルツーリズムの推進をさいたま市の見沼田んぼの片隅からお手伝いしてます。
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