2月20日(木)、東京文京区本郷にある老舗旅行会社「ビッグホリデー株式会社」に訪問しました。
私(55才)たち「私をスキーに連れてって世代」にとっては、若いころスキーバスでさんざんお世話になった思い出深い旅行会社です。
年明け1月20日のweb業界紙で、ビッグホリデー社が「介護タクシー旅行手配サービス」に着手というニュースを目にしました。
長年培ってこられた全国の中小旅行会社6,000社の販売ネットワークを活かした新たな旅行サービスの提供とのことです。
創業60周年を迎える同社岩崎社長は「元気でアクティブな参加者を前提に商品をつくってきたが、高齢化等が進むなかで、外出しにくくなっている人たちの旅行や娯楽をサポートするのも私たちの仕事だと気づいた」と取材に語っておられます。
この記事を読んだ感想としては、業界に影響力のある旅行会社がユニバーサルツーリズムに着手されることを大変嬉しく思いました。
どういう経緯でこの判断に至ったかも興味津々だったところ、たまたま別件でお話を伺う機会をいただけました。
ご担当者からの説明をお聞きし、キーワードは
・介護タクシーを手配できる会社との連携
・ANTA(全国旅行業協会)4,000社のネットワークに情報発信できる
だと思いました。
まだスタートしたばかりで、ユニバーサルツーリズムの事は情報収集中ということもわかったので、私からは
・全国には長年ユニバーサルツーリズムの受入れ整備に取組む団体が60前後あること
・事業的にそのような団体との連携(人的サポートやバリアフリー情報)も可能
・地域の着型ユニバーサルツーリズムプログラム(温泉入浴介助や旅行サポート)の紹介
など、「介護タクシー旅行手配サービス」✕「ユニバーサルツーリズム推進の可能性」などをお伝えしました。
今後必要に応じて私のユニバーサルツーリズムの経験や全国で取組まれる方々とのネットワーク情報は提供したいと思います。
ユニバーサルツーリズムが大きく広がる可能性を感じたワクワクするひと時でした。
office FUCHI 〜オフィス・フチ〜 〈渕山知弘〉
渕山知弘 office Fuchiのサイト 東京2020オリンピック・パラリンピックを契機に宿泊、交通、観光のバリアフリー化が加速し「心のバリアフリー」が推進されています。 大手旅行会社で30年勤務し、そのうち22年間バリアフリー旅行、ユニバーサルツーリズムに携わった経験を活かして、全国の自治体、企業、学校等のユニバーサルツーリズムの推進をさいたま市の見沼田んぼの片隅からお手伝いしてます。
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