東京都 アクセシブル・ツーリズムは島しょへ(八丈島編②)


全国の多くの「島」観光は昔ながらの観光施設や伝統工芸が観光スポットとして紹介されていることが少なくありません、トイレがバリアフリー対応ではないところはたくさんあります。

施設『点』で考えるのではなく、周辺の公共トイレと組み合わせて地域『面』で捉えるとご案内できる施設も増えます。また、そのような視点で観光マップを作られるとバリアフリー観光マップになると思います。

2日目の観光は八丈島の名産品「黄八丈」の染織元「黄八丈めゆ工房」からスタートしました。


実際に職人さんが機織りをしている工房を見学できる施設ですが、車いすでも移動しやすいスペースが確保されています。機織りの手を止めて視覚障がい者に黄八丈のことを丁寧に説明されている様子が印象的でした。参加者も職人さんの説明がとても面白かったと言われていました。(バリアフリートイレなし)

次に訪れたのは、八丈島の郷土芸能「樫立手踊り」「八丈太鼓」を見学できる「服部屋敷

施設の入口には少し段差がありますが、階段ではないのでサポートがあれば入ることができ、伝統芸能を楽しむことができます。

上演後には観光客が叩くことができる太鼓も用意されています。今回参加いただいた和太鼓奏者の視覚障がい者モニターの片岡亮太さんと奥様に、お願いして少しだけ叩いてもらうとツアーで訪れていたお客様からも拍手喝采!

八丈島では「24時間チャレンジ八丈太鼓」というイベントも年に1回行われていて、そのためにわざわざドイツから訪れたという方とも意気投合し即興のセッションまで。

音楽は国境も障がいも越えることを目の当たりにしました。

次は椎茸狩りです。八丈島で椎茸?と思われるかもしれませんが、訪れた「大竜ファーム」の「うみかぜ椎茸」はいまや主要な食事処では必ずメニューに並ぶ八丈島の特産品なのです。

車いすでも通れる通路、コツさえ分かれば視覚障がい者でも単独で楽しめる椎茸狩り。

茎まで食べられる椎茸をたくさんお持ち帰りいただきました。(バリアフリートイレなし)

八丈島は海や山、島ならではの自然も観光スポット!

新東京百景にも選ばれている「登竜峠展望台」からの眺めは八丈随一と言われています。(バリアフリートイレあり)

(9月の下見の画像)

岩場が多い八丈島の海岸の中で唯一の人工砂浜の「底土海水浴場」は透明度バツグンのビーチで、夏は多くの海水浴客が訪れます。
砂浜ギリギリまで車いすでアプローチすることができるので、サポートがあれば海に入れるスポットです。(すぐ隣のフェリーターミナルにバリアフリートイレあり)

最後は、八丈富士の中腹に位置する「ふれあい牧場」。展望台までの坂道が少し大変かもしれませんが、行く価値のある景色が望めます。(バリアフリートイレあり)

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office FUCHI 〜オフィス・フチ〜 〈渕山知弘〉

渕山知弘 office Fuchiのサイト 東京2020オリンピック・パラリンピックを契機に宿泊、交通、観光のバリアフリー化が加速し「心のバリアフリー」が推進されています。 大手旅行会社で30年勤務し、そのうち22年間バリアフリー旅行、ユニバーサルツーリズムに携わった経験を活かして、全国の自治体、企業、学校等のユニバーサルツーリズムの推進をさいたま市の見沼田んぼの片隅からお手伝いしてます。