高知県 車いす女子を魅了する「よさこい」!

ユニバーサルツーリズムの誘客は、「行きたくなる」プログラムが重要

8月10日、車いすユーチューバー眠梨桜さんが2度目の「よさこい」参加のために高知にやってきました。
年明けからこの旅をお手伝いしてきました。
(眠梨桜さんと、付添いで参加いただいたユニバーサルサポートすわの牛山代表)

昨年度高知県のバリアフリー観光推進事業の一環で眠梨桜さんには「よさこい」を体験、発信をしてもらいました。
昨年の様子はコチラ🔽
初めて参加した「よさこい」に一目惚れしてしまった眠梨さんは、東京に帰ってからも原宿のスーパーよさこい、沼津のよさこい東海道沼津祭りなどにも観覧に行くほどまでに。
昨年末にはその話を聞いていて、来年も高知に行きたい!と言われてました。
年明けから徐々に準備を始め8/9〜11の2泊3日よさこいの旅は無事実現。
のはずでした、が!しかし!台風6号の影響により
(16:10にはほぼ真上にいたのに)
先乗りした高知市内にいる私のほぼ上空まで来た飛行機は、着陸できず2人を乗せたまま羽田空港へ引き返してしまいました。
今回は中止にしなくてはいけないかも...と30年旅行業で勤めた私でも思っていましたが
「新幹線で向かいます!」
なんと、今日中に西に移動するとのこと。
高知から調べながらアドバイスし
品川発20:40、のぞみ最終で23:50岡山までやってきたのです!
岡山で1泊するも、8/10の特急南風は阿波池田〜高知間が運休。
南風1号、岡山発7:08に乗ってもらい、阿波池田駅に高知から迎えに行き
8:28、やっと合流できました。
何が彼女をここまで動かすのでしょうか?
「よさこい」に参加したい!ただその思いなのです。
昼前には高知入りし、夕方からよさこいに参加です。

(8/31公開の波瀾万丈高知入り)
高知市旅館ホテル協同組合が運営する「あったか高知踊り子隊」に今年も参加しました。

「宿泊施設の皆さんが、車いす当事者をサポートしながら祭りを運営する」
受け入れ側にとってもどんなバリアフリー研修よりも有意義なおもてなし体験です。

今年は、急きょ高知のサポートメンバーが100均デコ車いすに。
高知城演舞場では隊センターを飾り
追手筋会場でも隊の先頭で踊ってもらいました。
昨年はお互い初めてで探り探りの実施でしたが、2年目ともなれば終了後も和気あいあい。
このような事の積み重ねでユニバーサルツーリズムは促進されます。




(高知新聞 8月11日)
もう一つ重要なのがメディアの取材誘導です。
地元紙で大きく紹介されることで、多くの県民に届き、高知県民の誇り「よさこい」がさらに誇らしく思えるでしょうし、県内の障がい児者も参加してみたい!となるのではないでしょうか。


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office FUCHI 〜オフィス・フチ〜 〈渕山知弘〉

渕山知弘 office Fuchiのサイト 東京2020オリンピック・パラリンピックを契機に宿泊、交通、観光のバリアフリー化が加速し「心のバリアフリー」が推進されています。 大手旅行会社で30年勤務し、そのうち22年間バリアフリー旅行、ユニバーサルツーリズムに携わった経験を活かして、全国の自治体、企業、学校等のユニバーサルツーリズムの推進をさいたま市の見沼田んぼの片隅からお手伝いしてます。