(布引ハーブ園の電動アシスト車いす体験の様子)
先週の上諏訪に引き続き、佐賀県観光連盟、唐津市、嬉野市の方々の戸ユニバーサルツーリズムに同行解説するため、神戸を訪問しました。
私は前日入りし、神戸ユニバーサルツーリズムセンターの野見センター長にお会いし、兵庫県のUT推進の動向、センターの取組み、課題などをヒアリングさせていただきました。
限られた時間での視察ということで、事前に候補として挙げたのは
・KOBEどこでも車いす(市内12カ所のポイントで貸出し、返却ができます)
・市内を巡るバス「シティループバス」「ポートループバス」
・布引ハーブ園/ロープウェーのバリアフリー受入れ整備
観光の足として使える「シティループバス」(緑)「ポートループバス」(青)は、車いすでも乗車可能で、神戸の観光を網羅しています。
布引ハーブ園のロープウェー、旅行業で30年働いていたにもかかわらず、街からすぐのところにこんなインパクトのある観光施設があることを知りませんでした。バリアフリー環境も含めてイチオシの観光素材です!2024年の世界パラ陸上で訪れる海外選手、2025大阪・関西万博で訪れる海外からの障がい者観光客には、是非来ていただきたいですね。
園内は尋常じゃない傾斜の坂道を下りながら見学しますが、そのために電動アシスト車いす4台の貸出しをされています。
急な坂でも負荷がかかり、安全に、前向きで見学することができます。
通常だと「ご遠慮ください。」(バリア)まで。ここでは、代替案を提示しています。(バリアフリー)
視察では、1台お借りし交代で体験いただきました。
(内側は傾斜がきついので、わざわざ推奨ルートを表示しています)
このきつい傾斜で車いす利用者を排除するのではなく、どう整備すれば受入れできるかを考えたことが素晴らしい取り組みだと思いました。
兵庫県は県知事自らユニバーサルツーリズムの推進を掲げ、様々な取組みが加速しています。
office FUCHI 〜オフィス・フチ〜 〈渕山知弘〉
渕山知弘 office Fuchiのサイト 東京2020オリンピック・パラリンピックを契機に宿泊、交通、観光のバリアフリー化が加速し「心のバリアフリー」が推進されています。 大手旅行会社で30年勤務し、そのうち22年間バリアフリー旅行、ユニバーサルツーリズムに携わった経験を活かして、全国の自治体、企業、学校等のユニバーサルツーリズムの推進をさいたま市の見沼田んぼの片隅からお手伝いしてます。
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