ワルシャワ市内を拠点に活動する「FFU(Futur For Ukraine)」を訪問。
この団体は、ロシア侵攻後にウクライナから避難してきたウクライナ人によるウクライナ支援の団体で、団体メンバーは上記サイトにあるように全員女性で構成されている。
なぜなら、成人男性は皆ウクライナに残っているからだ。
少ない人数で、ロンドン、パリ、ニューヨークへと足を運び、ウクライナへの支援を呼びかけるだけではなく、支援を希望するところと現地をつないだり、イベントを通じて世界に向けた発信など活動は多岐にわたる。
すでに日本出発前に、木村夫妻のアレンジでロンドン、ワルシャワ、日本をZOOMで繋いで今回のプロジェクトの趣旨を伝えていたので、まずは今までの訪問先同様JINRIKIの取付け方法から解説をする。
QRコードを読み取り、英語版のJINRIKI解説動画も確認してもらった。
その後、ミーティングルームに場所を移し、現在のウクライナの状況やJINRIKIをどのように届けるかを打合せする。
ウクライナ副首相のアドバイザーであり、FFUの副代表でもあるオレナさんに話を聞く。
ウクライナ東部では今も砲撃は続いている。
毎日のように空襲警報が鳴り、その都度市民はシェルターに避難しているが、足の悪い高齢者や障がい者は、「あきらめて」家に残る人も多くいる。
JINRIKIは正に今必要だが、装着する車いす自体も不足している。
オレナさんの強い眼差しからは、必要とされているのは100台、200台のレベルではなく、数千台、数万台なんだという切実な思いが伝わってきた。
中村さんからは、今回の目的はまさにJINRIKIを使うことで「避難をあきらめないで欲しい」なので、中古車いすを海外に届けている団体にも呼びかけてみる。
帰国後できるだけ速やかに、次回用意する台数やその後の継続的な支援に向けた検討にはいる。と約束された。
まずは今回20台寄贈し、ウクライナ国内に届けるだけではなく、実際の活用状況も報告してもらう。
日本出発前から協力いただき、現地に入ってからも訪問先の調整、通訳など多大なサポートいただいた木村夫妻とは、ここワルシャワでお別れとなった。
フミさん!キム兄!ありがとうございました!
その後、私たちはワルシャワ空港のホテル内に設置されているPCR検査会場に向かい、日本帰国に際して必須となる出国72時間以内検査を受ける。
office FUCHI 〜オフィス・フチ〜 〈渕山知弘〉
渕山知弘 office Fuchiのサイト 東京2020オリンピック・パラリンピックを契機に宿泊、交通、観光のバリアフリー化が加速し「心のバリアフリー」が推進されています。 大手旅行会社で30年勤務し、そのうち22年間バリアフリー旅行、ユニバーサルツーリズムに携わった経験を活かして、全国の自治体、企業、学校等のユニバーサルツーリズムの推進をさいたま市の見沼田んぼの片隅からお手伝いしてます。
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