昨日クラクフ入りした、日本財団のウクライナ避難民支援学生ボランティアに会うため市内の滞在ホテルに向かう。
学生たちは、市内のホテルをベースに国境付近の避難所やクラクフ近郊で活動することになっていて、私たちが行けなかった場所での高齢者や障がい者避難者へのJINRIKI支援を託すのが目的。
ホテルの前の公園を使って、中村さんによる「車いすの特性」「JINRIKI使用法指導」が行われた。
最初はJINRIKIを使わずに、車いすだけで段差クリアできるのかを体験してもらう。
次にJINRIKIの説明と装着方法の解説。
その後は学生たちに「乗る」「引く」「押す」を交互に体験してもらう。
この公園で体験できないJINRIKIの有効性は、中村さんが用意したPCの動画で解説してもらった。
学生たちが体験している間に、日本財団の責任者、石川陽介さんや同行スタッフ、避難者の状況に精通している現地コーディネーターと今回及び今後の連携の打合せをする。
最後に、間もなく帰国する私たちからボランティアの学生に10台のJINRIKIを託し、お別れした。
このボランティアに手を挙げ、選抜されたメンバーだけあって、わずか数十分のやり取りの中でも学生の真剣な思いが私たちにも伝わってきた。
その後、明日の打合せのために再度ワルシャワに向かう。
office FUCHI 〜オフィス・フチ〜 〈渕山知弘〉
渕山知弘 office Fuchiのサイト 東京2020オリンピック・パラリンピックを契機に宿泊、交通、観光のバリアフリー化が加速し「心のバリアフリー」が推進されています。 大手旅行会社で30年勤務し、そのうち22年間バリアフリー旅行、ユニバーサルツーリズムに携わった経験を活かして、全国の自治体、企業、学校等のユニバーサルツーリズムの推進をさいたま市の見沼田んぼの片隅からお手伝いしてます。
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