城崎温泉(兵庫)、諏訪・富士見(長野)に学ぶユニバーサルツーリズム①

10月10日(木)、上諏訪に来ました。

今回は城崎温泉からの2名を上諏訪の先進事例視察のコーディネート、アテンドのためです。

城崎温泉は、観光庁の今年度事業「地域観光新発見事業」に採択されており、温泉入浴介助サービス「湯あみヘルパー」の構築の真っ最中です。

事業を進めるうえで、国内の先進事例を視察という計画も含まれており、事業設計からお手伝いしてきた立場として、上諏訪温泉を提案しました。

午後の特急あずさで到着後、まずは諏訪エリアで入浴介助を含む旅行サポートを運営している「ユニバーサル・サポートすわ」の牛山玲子代表のレクチャーからスタート。

活動をスタートしたきっかけや、実際の問合せ・申込みの流れ、連携するスタッフさんたちの組織化など今まで悩みながら進めてこられたことが、牛山さんから次々と答えが出てきます。

その後、諏訪湖を一望できる立石公園へ。
ここもバリアフリートイレが設置されているので、車いすでも訪れることができこの絶景をご覧いただけます。

昨年度の観光庁事業、「諏訪ユニバーサルウェディング事業」ではこの公園での挙式も候補に挙がりました。

実際の挙式は諏訪大社秋宮で行われ、先日その様子を含むユニサポすわの取組みの紹介を長野県が企画し長野朝日放送で放映しました。

その諏訪大社も視察し、城崎に置き換えた場合に何ができるかを考えてもらいます。

夜は、9月に硫黄岳(八ヶ岳・標高2,760m)登頂という偉業を、1年半かけて達成したばかりの加藤幸久センパイにも合流いただきました。


〈画像は加藤さん提供:2024年9月25日〉


城崎のお2人も加藤大センパイの話を聞き、城崎温泉でも入浴介助サービスの構築がゴールではなく、このサービスを軸に但馬エリア全体の観光やアクティビティにユニバーサルツーリズムが広がる可能性を感じていただけたと思います。


まだまだ全国的には取り組む自治体が少ないユニバーサルツーリズム、積極的な地域はこのような連携や情報共有で益々加速していくでしょう。


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office FUCHI 〜オフィス・フチ〜 〈渕山知弘〉

渕山知弘 office Fuchiのサイト 東京2020オリンピック・パラリンピックを契機に宿泊、交通、観光のバリアフリー化が加速し「心のバリアフリー」が推進されています。 大手旅行会社で30年勤務し、そのうち22年間バリアフリー旅行、ユニバーサルツーリズムに携わった経験を活かして、全国の自治体、企業、学校等のユニバーサルツーリズムの推進をさいたま市の見沼田んぼの片隅からお手伝いしてます。