諏訪(長野県) 結婚式をあきらめない! 

12月13日(水)諏訪大社下社秋宮で車いすYouTuber「ねむりさくら」さんの結婚式が行われました。

観光庁令和5年度「インバウンドの地方誘客や消費拡大に向けた観光コンテンツ造成支援事業」に採択された「諏訪であれば結婚式への参加を諦めさせない ユニバーサルウェディング事業」(実施主体:KNT-CTホールディングス)の一環です。

事業の目的は、

①式を挙げる本人に障がいがあっても、式に参加する親族が高齢や障がいがあっても諏訪ならあきらめなくてもいい!

②本事業を通じて、新たな需要を創出し諏訪エリアの誘客につなげる。

③日本らしい和の結婚式をアジア市場にもプロモーションする。

オフィス・フチでは、諏訪とKNT-CTホールディングスをつないだり、この事業の可能性を地域に伝える役割を担当しています。

(車いすでも着ることができる上下セパレート、白無垢の夢が叶ったねむりさん)

なぜ上諏訪で?

長野県は数年前から県としてユニバーサルツーリズムを推進しています。

県内でも諏訪地域ではユニバーサル・サポートすわ(牛山玲子代表)が高齢者や障がい者が諏訪を訪れた際の人的サポートを提供しており、・観光時のサポート・温泉入浴介助・婚礼のサポートなど受入れ環境が整備されています。

今回は式を挙げる本人が車いすユーザーですが、式への参列をあきらめていた杖や車いすを使うおじいちゃん、おばあちゃんのサポートの依頼もあるとのことです。



(諏訪観光協会HPより)

このようなサービスの提供はサポート団体単独では難しく「諏訪観光協会」「諏訪湖温泉旅館協同組合」と「ユニサポすわ」が連携できているからこそ成立するサービスで、私が知る限り東京から一番近い温泉地でここまでできているのは諏訪しか浮かびません。

今回の事業では旅館組合も連携先に入っており、結婚式のための前泊、着付け等の準備は「ホテル鷺乃湯」に協力いただきました。


当日は、朝から「着付けチーム」「フラワーアレンジメントチーム」「介助サポートチーム」「撮影チーム」が連携し、諏訪大社での結婚式も滞りなく執り行われました。

夕方、諏訪から白樺湖「白樺リゾート池の平ホテル」に場所を移しました。


2023年4月に新本館がリニューアルオープンした池の平ホテルは館内のバリアフリー、ユニバーサルルームも整備され、誰もが楽しめるユニバーサルリゾートです。

ホテルのテラスからは白樺湖に上がる2人のためだけのプライベート花火。(白鳥の飛来時期でなければ諏訪湖でも可能な特別演出です)

携わった皆さま、1日お疲れさまでした!


当日撮影された画像、映像はPVとして展開されました。

2/19(月)〜25(日)、相鉄線のトレインビジョンで流れました。






夏から準備をしてきました

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office FUCHI 〜オフィス・フチ〜 〈渕山知弘〉

渕山知弘 office Fuchiのサイト 東京2020オリンピック・パラリンピックを契機に宿泊、交通、観光のバリアフリー化が加速し「心のバリアフリー」が推進されています。 大手旅行会社で30年勤務し、そのうち22年間バリアフリー旅行、ユニバーサルツーリズムに携わった経験を活かして、全国の自治体、企業、学校等のユニバーサルツーリズムの推進をさいたま市の見沼田んぼの片隅からお手伝いしてます。