竹芝客船ターミナルを出航してからキッチリ24時間、おがさわら丸は12/3 11:00に父島二見港に入港しました。
港のすぐ近くのレストランでの昼食後、徒歩で散策します。
父島は港から続く約500mのメインストリートと裏通りに、宿、スーパー、おみやげ、飲食店が集中しています。
最初に向かったのはビジターセンター。最初に島の歴史、自然を学べる映像を視聴すると島への興味が沸きます。
車椅子ユーザーは展示パネル、視覚障がい者は「触れる展示」で小笠原固有の生物などを見学します。
視覚障がい者の瀬戸さんは「島がどんな形してるかわかると良いんだけど・・・」
小笠原ビジターセンターには触れることができる島の触地図はなかったのですが、触れて見学いただく様子をご覧いただき、センターの方も「確かにそれはあってもいいですよね。」と今後に活かしていただけそうな反応でした。
視覚障がい者向けの観光素材として、全国の島しょ観光で用意されると良いと思います。
島の形や大きさ、観光で訪れる施設の位置関係など口頭で説明するより数倍伝わるはずです。
今回島内の移動で協力いただいたのは、父島で唯一助手席リフトアップシート車両で車いすの観光客にも対応している「Tommy G world」さんです。
トミージーこと富田さんは、小笠原ガイドの大ベテランでもあり車内でのガイドも解説が尽きることなく視覚障がい者でも耳で小笠原を楽しめます。
港からすぐの「小笠原水産センター」には小さな水族館があり
アカバの歯みがきや鮫の歯、亀のはく製など展示を工夫されています。
夕方、日の入りに合わせて向かったのは島のサンセットポイント「ウェザーステーション展望台」
車いすユーザーでも夕日が見やすいように配慮されています。
夕食後、19:00からはトミージーさんの案内によるナイトツアー。
桟橋から海を覗くだけで、大きなエイや鮫、たまたまタコ釣りあげる現場にも遭遇。
山に移動すると光るキノコ、通称「グリーンペペ」や「オガサワラオオコウモリ」、電子望遠鏡「VERA」など、あっという間の2時間でした。
「ねむりさくらの晴れのち車椅子。時々杖。」
office FUCHI 〜オフィス・フチ〜 〈渕山知弘〉
渕山知弘 office Fuchiのサイト 東京2020オリンピック・パラリンピックを契機に宿泊、交通、観光のバリアフリー化が加速し「心のバリアフリー」が推進されています。 大手旅行会社で30年勤務し、そのうち22年間バリアフリー旅行、ユニバーサルツーリズムに携わった経験を活かして、全国の自治体、企業、学校等のユニバーサルツーリズムの推進をさいたま市の見沼田んぼの片隅からお手伝いしてます。
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