沖縄県 南城市はユニバーサルリゾート

仕事で何度も沖縄に来ていながら、機会がなく南部エリアは訪れたことがありませんでした。

このたび南城市の「あざまサンサンビーチ」そしてウェルネスリゾート沖縄休暇センター「ユインチホテル南城」を視察しました。

場所は那覇市内から東に20kmほど。

昨年度、観光庁の「看板商品創出事業」も活用しながらユニバーサルビーチとしての整備を推進しています。


車いすやベビーカーを砂浜での移動を助けてくれる「モビマット」はなんと!120m分用意されています!

砂浜から海にそのまま入れる「チェアボート」「ビーチスター」もありました。ビーチから続く浮桟橋では様々なマリンアクティビティも楽しむことができます。

バナナボートで沖の砂浜の島まで行くこともできるそうです。


那覇市内から15km、ビーチから10kmの山の上に建つ「ユインチホテル南城」は元々厚生年金休暇センター、ウェルサンピア沖縄として運営されていたので館内はバリアフリーでした。

2017年7月に、白い建物の「アネックス・ビル」がオープンしバリアフリー対応はさらに整備されました。

3ルームある64㎡の「ユニバーサルファミリールーム」は天井も高く、室内も広々と使えます。

私が目を引いたのは、84室ある「洋室デラックスルーム」32㎡です。

学生団体も受けているということで、通常ツインルームとして使う客室をフォース(4人部屋)対応ができることです。

高齢者施設や特別支援学校、障がい者団体の旅行では場合によってはスタッフ2名で2名の高齢者・障がい者を介助したいというニーズもありますが、洋室で車椅子の移動スペースも確保できた状態でフォース対応可能なホテルは少なく、とても使いやすい客室という印象を受けました。

沖縄らしいマリンスポーツ体験、そして安心して泊まれる宿泊施設、ここ南城市は誰もが楽しめる「ユニバーサルリゾート」だと思いました。

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office FUCHI 〜オフィス・フチ〜 〈渕山知弘〉

渕山知弘 office Fuchiのサイト 東京2020オリンピック・パラリンピックを契機に宿泊、交通、観光のバリアフリー化が加速し「心のバリアフリー」が推進されています。 大手旅行会社で30年勤務し、そのうち22年間バリアフリー旅行、ユニバーサルツーリズムに携わった経験を活かして、全国の自治体、企業、学校等のユニバーサルツーリズムの推進をさいたま市の見沼田んぼの片隅からお手伝いしてます。