大阪 パレスチナ訪日ユニバーサルツーリズム研修 最終日

いよいよ今日(1/29)が研修の最終日となり、向かった先は大阪・道頓堀です。

国内外から多様な方々が来訪する街のバリア・バリアフリーを散策して感じてもらいます。

日本橋でバスを降りた後は、道頓堀川「とんぼりリバーウォーク(遊歩道)」へのアプローチから戎橋まで移動しました。
戎橋で解散した後は出来るだけ街を歩いてもらうことに。

人は多くてもフラットで歩道が広く確保されているため、車いすの方も他の観光地より見かけます。
午後はJICA関西(神戸)に戻り、東京の本部、パレスチナ事務所をオンラインでつなぎ研修を振り返りました。

昨年の秋から準備、調整してきたこのたびの訪日研修のテーマは、遺跡が主要な観光地でハード面での整備が現在は難しいパレスチナでも「できること」を実際に訪問して感じてもらうことでした。

・急坂でありながら車いすでも見学できるように整備する「布引ハーブ園」

・歴史的建造物を人的サポートで参拝できる仕組みを作った「伊勢おもてなしヘルパー」、簡易のスロープ設置等の「清水寺」、バリア・バリアフリーの見える化で対応している「天龍寺(嵐山)」、「JINRIKI」の活用

・遺跡に汎用できそうな触れて学べる「国立民族学博物館」

各自滞在中に1番心に響いたこと、すぐにでもパレスチナに使えそうなこと、今は無理でも今後検討したいと思った写真1枚を挙げてもらい、発表してもらいました。

発表からはこちらの意図したことを十分理解いただけたようでホッとしました。

今回の研修がパレスチナの観光振興に少しでも貢献できることを祈りつつ、皆さんとお別れしました。

0コメント

  • 1000 / 1000

office FUCHI 〜オフィス・フチ〜 〈渕山知弘〉

渕山知弘 office Fuchiのサイト 東京2020オリンピック・パラリンピックを契機に宿泊、交通、観光のバリアフリー化が加速し「心のバリアフリー」が推進されています。 大手旅行会社で30年勤務し、そのうち22年間バリアフリー旅行、ユニバーサルツーリズムに携わった経験を活かして、全国の自治体、企業、学校等のユニバーサルツーリズムの推進をさいたま市の見沼田んぼの片隅からお手伝いしてます。