高知県観光特使の旅・最終日12日目(5/12)

5:30、18時間の航海を終え東京フェリー埠頭に到着。
今回初めて了解した東京〜徳島フェリーは、想像以上に快適だった。
広くゆったりとした船内は、バリアフリールームがあり、ペット同伴の部屋もある。
二次交通が課題の四国4県だけに、障がい者、高齢者が自身の車や家族の車で、四国にアクセスすることは、行動範囲が広がる。
ライダーもそうだが、カーフェリーで徳島に入る観光客の多くは、徳島だけを目的にしておらず、四国4県を巡る。
愛媛、香川、高知3県は東京〜徳島航路を活用した誘客施策は有効だと感じた。
致命的な改善点は、この時代にWi-Fiが繋がらないこと。
18時間Wi-Fi環境で滞在できれば、ビジネスマン向けにワーケーションプランが提案できるし、インバウンド向けにももっとPRできるはず。
船にありがちな、接続できても弱いものではなく、オンライン会議に対応できるレベルのものは「売り」になると感じた。

事前にわかっていたので、今回は部屋の窓から、海を見ながら呑み
Wi-Fiが繋がらなくなったら

基地に寝っ転がって、持参した本を読む。
そして気づくと1時間ほど寝ていた。
コレはコレで、すごく贅沢な過ごし方だと思いながら、船旅を楽しむ。

4:00、朝風呂に入ってシャキッと目を覚まして下船の準備。
東京ゲートブリッジをくぐると、程なくして着岸。
5:30、下船。
朝メシは立ち食いそばと決めていたので、日暮里駅近くで24時間営業の人気店にナビをセットし、まだ交通量の少ない豊洲、築地、銀座、上野を走らせる。
6:22、この時間で満員の店に突入し、名物ゲソ天、春菊天をトッピングして、麺は太麺をすする。
徳島、高知では澄んだ出汁のうどんだったので、これぞ東京の立ち食いそばという、濃ゆい色の汁を身体が欲していた。
6:51、いつも通勤の際に立ち寄る荒川の土手、通称ドテーバックスで休憩して、そこから一気にさいたま市へ。
8:24、12日間の旅を終えて無事帰宅。

本日の走行距離:45km
12日間の総走行距離:1,598km
12日間の給油量:28.1ℓ
12日間の平均燃費:56.8km/ℓ

中学生の頃、バイクも免許もないのに毎月「月刊オートバイ」を買い続け、ほぼ読むのはツーリング記事のみだった。
地図を片手に、その記事のルートをたどり走った気になることが楽しかった。
いつかそんな旅をしたいと思いながら40年、その夢が叶った12日間だった。

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office FUCHI 〜オフィス・フチ〜 〈渕山知弘〉

渕山知弘 office Fuchiのサイト 東京2020オリンピック・パラリンピックを契機に宿泊、交通、観光のバリアフリー化が加速し「心のバリアフリー」が推進されています。 大手旅行会社で30年勤務し、そのうち22年間バリアフリー旅行、ユニバーサルツーリズムに携わった経験を活かして、全国の自治体、企業、学校等のユニバーサルツーリズムの推進をさいたま市の見沼田んぼの片隅からお手伝いしてます。